休暇村妙高笹ヶ峰キャンプ場('07.08)



キャンプ場名休暇村妙高笹ヶ峰キャンプ場
所在地新潟県妙高市杉野沢笹ヶ峰
問い合わせ0255-82-3168
URL http://www.qkamura.or.jp/myoukou/
開設期間6月1日〜10月20日
料金テント 1000円/1張+400円/1人(管理費)
利用日2007年8月11-16日
天候晴:気温 28℃/12℃
備考標高1300mの妙高高原にある林間のキャンプ場。
真夏でも爽やかで周囲に観光スポットも多い。

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    滞在記


     貴重な長期連休の盆休み。“どこに行く?”“涼しいとこ。”“妙高高原は?”“そこって涼しいの?” “標高1300mらしいよ。”“ふーん。”

    第1日

     梅雨明け後の暑さと前回の日山キャンプにやられ気味の我が家。子供2人連れての連泊に出動するためには 準備をちゃんとしとかねばと、ほんとに涼しいのかと半信半疑の妻ともども久しぶりに気合を入れて買出し& 荷物チェック。大量の荷物を積み込むのも一苦労で、車の空きスペースがほとんどないんじゃないかという状態。 とにもかくにも準備は終了し、うちにしては早めの7時過ぎに笹ヶ峰キャンプ場に向けて出発。 道中リョンが泣いてばかりのためPAごとに止まる感じでなかなか進まず。何とか寝た隙に距離を稼ぎつつ 14時頃にようやくキャンプ場に到着。

     ようやく着いたキャンプ場、涼しい!昼食を食べたSA辺りでは30℃を超える暑さで溶けそうになってたのが キャンプ場では27℃ぐらい。さすが1300m、単純に0mより8℃ぐらいは気温が下がるはずだしね。 キャンプセンターで受付をして設営場所を思案。サイトはほとんどが傾斜地で先客も結構多いので、 寝心地が良さそうで日陰が確保できそうな場所を探してしばらくうろうろ。場所が決まってから荷物の運搬開始・・・ これがなかなか大変。フリーサイトには車は乗り入れ出来ないので、荷物を駐車場からリヤカーや一輪車で サイトまで運ぶことになるのだが、まずリヤカーの数が少なくてリヤカーを確保するのに一苦労。 どう見ても返却せずにくつろいでそうな人からリヤカーを貰い受けて運搬を始めるも傾斜地を3往復しないと運べない 大量の荷物にやられてまた一苦労。なんだかんだで運搬作業で小一時間が経過し、さすがの高原でも汗だく。 その間サイトの木陰で待ってた3人は文字通り涼しそうな顔してましたが。。

     最終的に設営が終わったのは16時頃ですぐにシャワーへ。シャワーはコイン式で5分1回300円。 洗ってる途中に水が止まるとショックなので慌てながら子供も洗う。せめて100円入れたら追加でお湯が出るようでないと 泡だらけでお湯がなくなったら身動き取れないではないか。5ヶ月児のリョンは持って行ったベビーバスで 入浴。風呂がないところだとこういうのはなかなか大変。さっぱりした後は以前お土産にもらった牛タンを焼きながら 乾杯。涼しい風が通り抜ける中で飲むビール、いいもんです。ユンも焼き芋にご満悦の様子。暗くなってくると 空には天の川がかかり星空観察をする人も。お盆休みで結構混んでいたが皆マナーは良く静かに夜は更けていった。

    第2日

     翌朝は7時頃起床。夜は14℃ぐらいまで気温が下がり、アパートでの寝苦しさからも開放されすっきり。 木々の間に設営したのが功を奏して日差しにあぶりだされることもなく寝坊気味といったところ。 朝食は炊き込みご飯と前日の豚汁のあまり。出かける前にコインランドリーで洗濯。コインランドリーは1回150円で 乾燥機もあり。なかなか人気で朝8時から使用開始なのだが並ばないと8時からは使えないほど。 連泊する人が多いからなんだろうね。

     昼前に高原から下りて苗名の滝へ。駐車場から滝までは15分ほど歩かなければならないが、人気スポットのようで 駐車場横の流しソーメン屋はごった返していた。滝は夏場の割に水量豊富で見ごたえ有り。観光用にダムから放水 してるのかね?滝見物の後赤倉温泉にあるポモドーロというところで昼食。たまたま入ったのだがおいしいパスタ屋だった。 その後杉野沢温泉の苗名の湯で入浴。1人450円でのどかな共同浴場といった雰囲気。大広間でのんびりできたのだが、 小さい子連れだと温泉情緒とか何とか言う前にこういうスペースがないとつらかったりする今日この頃。 ユンも温泉饅頭やお菓子を分けてもらうなど人気者になってた。

     のんびり温泉につかった後サイトへ戻る。ふもとの温泉街からキャンプ場まで30分ぐらいで、そのあいだは ほとんど何もないので結局毎日のように同じ道を行ったり来たり。道が狭くてカーブの連続なのは難だが、 ふもとから上がるにつれて車の気温計が下がるのが結構うれしかったり。サイトに戻って今夜のメイン、 ローストポークをに挑戦。初めてダッチオーブンを使った時にローストビーフに失敗してからやっていなかった ローストくん、今回はしっかりプレヒートも行いばっちり。かみしめると広がる燻製の風味が これまたビールをそそる(笑)。これはまたやろ。

    第3日

     3日目も快晴。朝食はホットケーキ・・・のはずが持っていくのを忘れていたことが発覚して朝食抜き。 ひもじいのでそそくさと山を降りて妙高高原スカイケーブルへ。乗り物好きのユンは大喜び。大人1人1500円と 少々高いのだが、喜んでると親も乗せがいがありますな。 赤倉温泉から11分ゴンドラに乗って1400m地点まで。野尻湖や上信越、志賀高原の山々が見渡せる気持ちのいいところ。 その後野尻湖に移動して一茶という定食屋で昼食。から揚げ定食を食べたのだが、から揚げは大盛りであった。

     野尻湖は湖水浴や水上スポーツをする人などで賑わっていたが、暑そうなので結局妙高の燕温泉まで戻って入浴。 針村屋というところで日帰り入浴をしたのだが、小さい子がいるからと 空いている部屋を使わせてくれるなど女将さんが親切にしてくれた。日帰り入浴は1人600円で温泉は小さいながらも 沢を見ながら入れる景色のいいところ。温泉街からさらに上がると河原の湯はや黄金の湯といった無料の 野趣あふれる露天風呂があるらしいのだがそこまでは到達できず、またの機会に。

     コンビニで板氷を仕入れつつサイトに戻って夕食の準備。今晩のメニューは豚の塩釜焼きとすいとん。 涼しいところで食べるちゃんと具を入れたすいとん、貧乏食ではなくフツーにうまいです。 夕食の後、来る途中SAでユンが食べたお子様ランチに付いていた花火で遊ぶ。ユン、自分で花火を持つのは 初めてだったのだが恐る恐るといった感じ。そのうち振り回すようになるんだろうが今回は可愛くやってた。 空を見上げてると明るい流れ星がキラリ。得した気分で就寝。

    第4日

     おにぎりとすいとんの朝食を食べ、毎朝恒例の洗濯をしてからちょっと遠出して長野市にある茶臼山動物園に 出発。やたら暑い日だったようで気温は36℃とか。この暑さ(?)が後に悲劇を生むのだがとりあえず入場券を 買って園内を見学開始。トラやライオンをはじめ動物たちも暑いようで部屋の中にいたり壁に寄りかかってたり。 中でもオラウータンは頭を抱えて部屋の隅にうずくまっていて、なんだか二日酔いで苦しんでいるみたいだった。 元気いっぱいなのは猿だけ・・・脱帽。暑くて見るほうもバテ気味ながらユンは初めての動物園ということでトラだ、 キリンだ、ゾウだと結構楽しんでた。ご機嫌なくせに買ったジュースをまったく分けてくれないケチさは なんなんだろうか。

     そうこうしているうちに園内を一通り見学し終わりお茶を買いに行って戻るとリョンが大泣き。 なんでも妻がリョンをスリングに入れようとして手が滑りコンクリートの地面に落っことしたとか。 暑くてボーとしてたのかもしれんが頭も打ったようでかなりの大泣き。しばらくしておさまったものの とりあえず動物園を出てスーパーで氷をもらって冷やす。その後むれ温泉の天狗の館で入浴がてら休むが リョンの頭がはれてる感じなので病院を紹介してもらい町立飯綱病院へ。温泉の従業員の方が親切に探してくれた のだが、見知らぬ土地のお盆にやっている病院を探すのは大変なので助かった。病院では要安静といわれ、 こんなことがないようにと怒られたものの特にしてあげられることはなく夕食を食べ食材を仕入れてサイトに戻る。 すっかり戻るのは遅くなり皆くたくた・・・その後郡山に戻ってもう一度病院に連れて行ったら 骨にヒビが入っていて完全に治るには1年ぐらいかかるとのこと。今のところ頭の腫れも引いてきて変わった様子も ないので一応一安心ですが。。

    第5日

     朝食に仕入れてきたホットケーキを食べたあとはキャンプ場近くの乙見湖や笹ヶ峰牧場を散策。昨日の事もあり 山も降りず一日ゆるりと過ごす。木陰にいれば涼しいので昼寝したりユンと遊んだり。 笹ヶ峰牧場にグリーンハウスというレストハウスがあるのだがステーキが3800円。こんな高いの売れるのかと 思ってたらこれが結構売れてる。何気に一番人気の勢いで、そのでかさにもびっくり。いやー、思わず食べたくなる ところだったがやはり高いので諦め。。いやー、皆さんステーキ目当てに牧場に来てるのかも。

     キャンプ場に戻ってシャワーを浴びた後、あっという間にやってきた最後の晩餐の準備。メニューはモチのピザと 豆煮込み、焼き芋、ソーセージ、ご飯。ピザは今回はちゃんとダッチで焼きこれまでで一番の出来。 やっぱフライパンじゃあねえ。作りすぎのため腹ははちきれそうなぐらい。 最後の夜なのでと焚き木に火をつけ星空を見ながらぼんやり。

    第6日

     最終日の朝も晴れ、テントや寝袋もしっかり乾燥。朝飯のホットケーキをつまみつつ早速撤収作業開始。 相変わらずのリヤカー争奪戦を繰り広げながらも何とかチェックアウト時間の11時に作業終了・・・ って7時ぐらいから始めたのに4時間もかかっとるやないですか。なんともまあ、こんなになると軽く引っ越し作業を やってるようなもんですな。

     撤収後、鵜の浜温泉によってから帰宅。期待以上の好天と涼しさにより、リョンの怪我を除けば非常にいい キャンプ。前回のキャンプでキャンプ嫌いになりそうだった妻も5泊といわずまだまだ続けられるとご満悦。 虫もほとんどいなかったしね。笹ヶ峰キャンプ場、一泊ぐらいだと設営が大変なので(荷物が少なけりゃいんですが・・) 来る気にならんけど、夏休みに避暑にやってくるならまた来てもいいなあ。ただ周りに食材買うところがないので、 ちゃんと準備してこないと飢えてしまいそう。人は多いけど騒いでる人はいなかったし、 掃除もちゃんとされていてサイトも全体的に綺麗。周辺に遊ぶところはいろいろあるし、今回出来なかった 妙高高原のトレッキングコースの散策なんかもも良さそうで、しばらくいても退屈しない環境はGood。

    2007.8.26記

    休暇村妙高笹ヶ峰キャンプ場関係リンク
    妙高市観光協会・・・温泉、スキー、アウトドア王国の妙高市。
    妙高高原スカイケーブル・・・赤倉温泉から1400mの高原まで運んでくれるスカイケーブル。
    長野市茶臼山動物園・・・長野県では一番大きい動物園。見晴らしもよい。
    むれ温泉 天狗の館・・・飯綱東高原にある日帰り温泉施設。

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