国設薬研野営場('09.05)



キャンプ場名国設薬研野営場
所在地青森県むつ市大畑町字葉色山国有林164イ林小班
問い合わせ0175-34-3175
URL
開設期間4月下旬〜11月上旬
料金500円/1人
利用日2009年5月3〜6日
天候雨→晴:気温 24℃/4℃
備考薬研温泉の入り口にある草地の明るいキャンプ場。
下北半島の中央部にありライダーにも人気。

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    滞在記


     3年ぶりのGW長期出動。“どこいく?”“菜の花畑みたい。”“ほんじゃ本州最北端まで行きますか。” というわけで初の青森キャンプへ出発。

    第0日

     嫁さんの都合により日曜日出発の予定だったのだが、土曜日のうちに用事が終わったため急遽土曜日の 夜9時出発に変更。日中は1000円高速のおかげで全国的に渋滞がひどかったようで、夜になっても 交通量が多くところどころ渋滞。SAも満杯のところがあり、1000円高速の威力を実感。3日も渋滞しそうな 福島・宮城を抜け3時間ほど走ったところでPAによって車中泊。

    第1日

     一晩中高速道路を走る車の音が聞こえていたためいささか寝不足。運転手に気を使いキャンプ道具満載で フルフラットにできない車中で寝た嫁さんはもっと寝辛かったようだけど。PAにはほかにも車中泊している人が たくさんいた。落ち着かないので7時過ぎにはPAを出発して下北へ向けて再び出発。東北道から八戸道、 百石道路を乗り継いで下田百石ICから先は下道。ここから下北までが意外に遠く100kmほど。 なんだかんだで最初の立ち寄り先、むつの早掛沼公園の桜まつりに会場に着いたころにはすっかり昼時。 ここまでで昨夜走った時間と合わせて約7時間半、やっぱり遠いっす。

     GWでも桜が咲いている青森県だが、温暖化のせいか開花が早くなっているようで5/3でも既に散り始め。 当日はどんより曇り空で肌寒かったが、出店のお好み焼きや唐揚げを食べながら花見。散歩したりうさぎに 草あげたりして休憩してから下北での拠点、国設薬研野営場へ。薬研温泉の入口にある野営場の看板を曲がり、 橋を渡ってキャンプ場に着くと先客のテントも張られておりそこそこの賑わい。管理棟で受付をしてさっそく 設営開始。キャンプサイトは荷物の積み降ろしの時だけ車が入れる草地のフリーサイトと、 普通のオートキャンプが可能な駐車場兼のフリーサイトに大きく分かれているが、うちは子供が気楽に遊べる 車のあまり入ってこないサイトへ設営。

     サイトには管理棟の他に水洗トイレ・炊事棟が2ヶ所ずつ、その他コインランドリーや屋根付きの休憩スペース がある。周囲は林に囲まれていてキャンプ場以外何もないので静かなキャンプが楽しめる雰囲気。 サイトは結構広いので収容人数は多そうで滞在中はライダーやキャンピングカーが多く、 ファミリーキャンパー比率が低いキャンプ場になっていた。下北半島全般にそんな雰囲気だった気もするが。

     設営が終わったところで温泉へ出発。夫婦かっぱの湯へ行こうと思ってたのだが、雨が降って来て寒いので 露天しかないかっぱの湯はやめて薬研温泉老人福祉センターへ。入浴料200円とリーズナブル。せっけん類が 無いのだが、持っていくの忘れてきょろきょろしていたら隣の人が貸してくれた。お湯が非常に熱くとても ユンは入れない感じだったのだが、ここで水出してはいんなと勧められて何とかお湯に浸かる。皆さん親切です。 おかげさまでさっぱりし、体も温まったところでキャンプ場へ戻る。そういえば老人福祉センター横の広い 駐車スペースでも車中泊してそうなキャンピングカーが結構泊まってた。

     火を熾して夕食の準備をしている間に雨も上がり、子供とボール遊び。やっぱり広い草地のフリーサイトは いいね。初日の夕食はお決まりのBBQと焼芋、野菜スープ。やっぱり我が家の始まりはこれですね。 夕食後管理棟で売っていた一束250円の薪でキャンプファイヤー。それでも21時前には子供とともに就寝。

    第2日

     2日目の朝、6時ごろ起床。テントの外は曇り空。ライダーさんの朝は早い人が多く、すでに撤収が 終わってるような人も。しばらくキャンプ場内を朝の散歩。キャンプ場の手前に薬研渓谷を渡る橋が あるのだが、橋から眺める渓谷の雰囲気がいい感じ。しばらくして他の面々も起きてきたところで こちらもいつもと同じホットケーキと前日のスープで朝食。

     朝食後、まずは日本三大霊山の恐山観光へ。薬研温泉から恐山へ抜ける道、前の週は雪で通行止め だったらしく、道端には雪が残ってた。恐山のイメージはイタコが読経する声がこだましているおどろおどろしい 雰囲気の所だったのだが、湖のほとりにある風光明媚な明るい観光スポットって感じ。硫黄臭の立ちこめる 荒涼とした山肌や風車が回る雰囲気は信仰心を誘いますね。さすがは日本三大霊山、想像以上でした。 山を一周した後おばちゃんアイス(恐山アイス)を食べ、次なる目的地、大間崎を目指して移動。 恐山に着いた頃から天気は良くなっており、大畑からは海を見ながらの気持ちの良いドライブで、 ちょうど昼時に大間崎に到着。

     大間と言えばやっぱり“マグロ”ということで、まぐろ丼屋を探す。最初に行ったところは なぜか順番をすっ飛ばされていくので他の所へ。まぐろ丼を頼もうとするも今度は品切れでづけ丼しかないと のこと。まあいいかとづけ丼を食べたらタレの味ばかりして大間マグロの味はよく分からず。 一杯2000円もしたけど、なんだかなあ。。子供が食べてたハンバーグカレーの方が良かったか(笑)。 昼食後は日本最北端の地で津軽海峡と対岸の北海道を望む。青い空に澄んだ海、遠くに見える対岸の山々と しばらく一家でぼー。なんともいい眺めでした。

     大間崎を満喫したあとスーパー“マエダストア”で買い出しし、願掛けキャンプ場を偵察。明るい芝生の フリーサイトに眼下に広がる津軽海峡。素晴らしいロケーションです。コインランドリーのために薬研 野営場にしたけど、こっちでも幕営したかったなあ。偵察後海沿いの道をぐるっと回って薬研野営場に 戻って夕食の準備。2日目はスネ肉のビーフシチューと買ってきたホタテ。ダッチでしっかり煮たスネ肉、 美味ですな。月の明るい2日目の夜も21時頃には就寝モード。

    第3日

     3日目の朝、5時半ごろ起床。快晴の爽やかな朝。GWの青森ということで冷え込みを警戒していたが 4℃と思ったより冷え込まず、ぐっすり快眠。朝食後、桑畑温泉ゆんゆんへ。眼下に津軽海峡を眺めながら 入れる露天風呂で朝からいい気分。湯温も子供も入れるぐらいで施設もきれい、いいとこです。

     温泉の後、釜臥山展望台を目指すもGW前の雪により展望台に続くパノラマラインが通行止め。。 残念ながら展望台には行けず、下北名産センターに移動して昼食。メニューがホタテ系ばかりで、 ホタテラーメンをいただく。陸奥湾はホタテの産地なんですねえ。続いて手焼きせんべい屋に行くも、 こちらもGW中は人手不足で手焼体験はやってないとかであえなく撃沈。しょうがないので買い出しして サイトに帰還。

     3日目のメニューはクリームスパゲティとトマトスープ。キャンプ場で初のスパゲティ・・・が、 子供達はまったく食べず、親は激怒。。うーむ、結局いつも通りのメニューの方が平和。 なんだかねえ。どうも通行止めから始まっていま一つさえない一日であった。

    第4日

     4日目も6時前には起床。小川原湖への移動日なので朝ごはん食べつつ撤収作業。 すっかりしみついてきた早寝早起きのおかげで9時には撤収終了。薬研温泉を離れる前に 夫婦かっぱの湯で川沿いの露天風呂に入る。清流と新緑を眺めながらゆったり浸かる露天風呂もいいもんです。 湯温はややぬるめでリョンもご満悦。薬研温泉は下北の真ん中あたりにあるので観光の拠点には いい立地かも。景色良し、温泉良し、ホタテ良し(笑)で、願掛けキャンプ場をはじめ他のキャンプ場にも 行ってみたい下北ですが、八戸からでさえ100km以上ある遠さがネック。次に遊びに来れるのはいつだろうね?

    2009.5.31記

    後半のGWキャンプはこちら
    09年05月6〜9日 小川原湖ふれあい村オートキャンプ場

    国設薬研野営場関係リンク
    ぐるりんしもきた ・・・下北半島の観光情報ページ。

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