タイマグラキャンプ場('13.10)



キャンプ場名タイマグラキャンプ場
所在地岩手県宮古市江繋
問い合わせ0193-78-2031
URL http://www.genkisha.com/index.html
開設期間5月〜10月
料金1張500円
利用日2013年10月12-14日
天候晴(強風有):気温 18℃/0℃
備考 早池峰山を望む芝生のフリーサイトキャンプ場
早池峰山登山の拠点にも

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    滞在記


     “3連休は月山に行こうか。”“歩くのそんなに大変じゃなかったよね。”“蔵王によってから行くのもいいね。” 前日・・・“山形天気悪いみたいだから早池峰にしよっか。”行き先は天気に聞いてくれ〜。

    第1日

     久し振りに家族揃っての3連休。紅葉の始まってきた東北の山を歩こうと行き先を検討。楽に歩けるところが いいという家族の声から月山くらいがいいかなーと思っていたのだが、天気が悪そう。太平洋側が晴マーク なので急遽行き先を変更して早池峰山のふもとのタイマグラキャンプ場へ。天気次第で行き先はあちらこちら ですな。

     前日、送別会を早々に切り上げて帰宅し朝から出発準備。家族の動きも鈍く9時半頃家を出発、買い出ししたり で高速に乗ったのは10時半頃だったか。そこから北に向かってひた走るが、なかなか遠い早池峰山。都道府県別の 面積2位の岩手を筆頭に東北の県はでかい。別格の北海道はさておき、面積ベストテンのうち2、3、6、8、9を 占めているよう。郡山から福島〜宮城〜岩手と走ってキャンプ場に着いたころには15時を過ぎていた。 到着時の気温は12℃、車から出ると肌寒くてすっかり秋の気配。キャンプ場では受付してもらえず、隣にある 早池峰山荘で受付をしてから設営開始。きれいな芝生のフリーサイトに車を乗り入れ、早池峰山を望むロケーション でオートキャンプ・・・マイナー&安価なキャンプ場ながらテンションの上がるロケーションですね〜。

     日がどんどん暮れてくるので設営して一息ついたころにはすっかり夕暮れモードで半月がきれいに見えていた。 曇っていて風もあって寒いなー、なんて思っていたらキッチンテーブルが風にあおられて倒れ、載っていた モチピザの食材があえなく芝生の上に散らばってしまった。食べられそうなところを集めて8割方確保、 なんとか夕食なしという事態は避けられたのだが、倒れたショックでユンは半泣き、晩御飯食べられないと 思ったんだねー。モチピザ食べた後は寒いので早々にリビングシェルの中に引きこもって暖まり、 することもないので明日に備えて早めの就寝・・・のはずだった。。

    第2日

     とりあえず寝たのだがただでさえ吹いていた風がさらに強くなり、シェルが吹き飛ばされないかと心配に なる感じ。風で山がうなる音やテントがバタバタと風にあおられる音もうるさく寝つけず。ありったけの ペグと張り網を使って固定していたシェルは朝まで無事に立っていたが、完全な寝不足状態。風は収まる気配を 見せず、管理棟のテレビで天気予報を見せてもらうと強風注意報が東北全体に出ていた。キャンプ場から 見える早池峰山は青空のもと輝いていて見た目は絶好の登山日和なのだが山歩きを断念。ちなみにソフトバンクは 完全に圏外、つながるようになったと宣伝しているが、山でつながらないのは全く改善されている気がしない。 ドコモとか他の人が携帯使ってても圏外なのは今でも多々。こういう日は天気予報にアクセスできるかは重要 なんだけどね。

     ペグや張り網は問題なかったシェルだったが、ユンが“パパ、テントに穴が開いてるよ。”と報告。慌てて 確認するとキッチンテーブルが当たっていたところで幕体が30p位は縦に裂けてしまっていた。キッチンテーブルを 撤収して幕体から離すも後の祭り、風にあおられてテントの中から外が見えてしまう状態に。リペアシートもない のでどうしようもなく雨降ってる日じゃなかったのが不幸中の幸いといったところ。テント内のレイアウト重要。。 山には登れないはテントは裂けるはで何とも冴えない一日の始まり、このままキャンプ場にいてもしょうがないと 朝ドラの「あまちゃん」の舞台だった北三陸へドライブに出発。

     まずは宮古市の道の駅を訪れ、北三陸の情報収集。続いて浄土ヶ浜へ。コバルトブルーのきれいな海と白い岩、 これぞ北三陸の景勝地。十数年ぶりに訪れたんじゃないかな。震災時の津波でがれきの山と化し、遊歩道も 壊れていたようだがすっかりきれいになっていた。この後、宮古から久慈まで海岸沿いを45号線で北上したが 各所でがれき撤去が済んで更地になったところで工事車両が動いていた。震災から2年半たってもまだまだ復旧途上の よう。でかい岩手を北上し、海女センターがある小袖海岸に行こうとしたらマイカー規制の看板。。。 どういう規制なのか調べようと道の駅のだに寄るが良く分からずネットで検索したところ久慈駅からバスに 乗らないと行けないよう。あまちゃん人気で道路がキャパオーバーしたらしい。

     しょうがないのでとりあえず昼食食べて久慈駅へ。駅前にはドラマの看板がかかり、多くの観光客が訪れていた。 小袖海岸に向かうバスを待つ行列も出来ていて、ドラマ効果大なんだろうね。バスに乗るか悩んだのだが、 嫁さんとの相談の結果、往復2時間かかるのでキャンプ場に戻るのが遅くなりすぎるということで断念。まあ、 北三陸鉄道と久慈駅が見れて嫁さんは満足だったみたい。最後に久慈漁港の近くで海を眺めてから、約3時間かけて キャンプ場へ。道中珍しくユンが車酔い、山道でくねくねしていたが前夜の寝不足も原因かな?

     キャンプ場について無事にシェルが立っており、幕体の裂けが進行していなかったことに安堵。早池峰山荘で 嫁さんと子供はシャワーを利用。お風呂は宿泊者専用みたい。山荘の方が風が強くて大変だったらキャンプ場の 管理棟に入ったらいいからと親切なお言葉。どうも山荘とキャンプ場の管理人はご夫婦のようで山荘から キャンプ場に電話されていた。キャンプ場に戻った時はまだ風があったのだが次第に収まってきて、この日は シェルでも安眠できたのだが、天候が悪いときの申し出はありがたいものです。風は収まってきたものの、 結構寒く明日の撤収も考慮して炭も熾さなかったため夕食中もシェルの中に引きこもり。ガスバーナーの焼肉、 炭火には劣るがそんなこともありますて。夕食後この日もそそくさと20時ごろには就寝。

    第3日

     前夜と違い風がなくぐっすり就寝。早池峰山への山歩きを2日目から3日目にずらしたので、4時半に起きて 撤収開始。まだほぼ真っ暗、冷え込みも厳しく気温0℃の星空のもとあらかた荷物を積んだところで家族を起こし、 寝袋やシェルを撤収。夜露がすっかり凍っていて秋を通り越して冬キャンのよう。放射冷却効果恐るべし。 すっかり夜が明けて前日以上の青空と風のない穏やかな天候で絶好の山歩き日和、早起きした甲斐有りと6時過ぎに 登山口に向けてキャンプ場を後にした。我が家の撤収時間の最早記録でないかな。タイマグラキャンプ場、 クマが出るという話もあるがロケーション的には素晴らしいところ。ポットントイレながら臭いがあまりないし、 管理もしっかりされている。1張500円というのもいいがかなりの山奥でアクセスが悪いせいか3連休でも2日とも 数張りずつしかなく混雑皆無だった。早池峰山の登山口まで15分くらい、山歩きのベースとしてもいいところ。 早池峰には河原の坊キャンプ場や笠詰キャンプ場もあるがキャンプ場としてはタイマグラの方がいいのでは。

    2013.10.26記

    キャンプ後の山ある記  2013年10月14日 早池峰山

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