子供が生まれて登山は大変そうだし、ずっと家にいるのもつまらないし、どうせ遊ぶなら自然の中へ
連れて行ったほうがいいかなーと思ってるうちに、ファミリーキャンプがしたくなってうずうず。
でも、赤ちゃん連れの場合にどういうことに気をつけたほうがいいのか良くわからなかったので、
いろいろ調べてみたり、やってみたりしたことを書いてみました。失敗も多々あるのでベストではないでしょうが、
参考になる方がいらっしゃれば幸いです。また、もっといい方法をご存知の方、ぜひ教えて下さい!
通常の道具
その他いろいろ
参考資料
はじめての・・・
持ち物リスト
- 通常の道具
テント&タープ
テントは5人用のドームテントを使用中。赤ちゃん用に荷物が多いので、ある程度大きくないと不便。
前はスクリーンタープとテントが一体になったやつを使ってたんですが、強風のときにテントを立てられず、
ショップで風に強いファミリーテントと勧められるままに購入。広さと通常の使い勝手には満足。
子供もテントの中が好きなようで、テントの中に入るとキャッキャ言いながら遊んでます。
雨降ったときは撤収しづらそうで、フライ立てたまま中を片付けられるタイプのも良かったかなあ。
タープは立てるのが面倒であまり使ってないんですが、夏の直射日光から身(特に子供)を守るために、
ヘキサタイプのタープを購入。日差しの強いときや天気の悪い日には使ってます。中型サイズでもテントと合わせて
張るためには結構スペースが必要な感じ。昔ながらのキャンプ場で区画が区切られてるとつらいかも。
虫除けのためにはスクリーンタイプのほうがいいんでしょうが、立てるのがより大変そうなので今のところ
使ってません。虫の多くなる夏場はなるべく蚊や蜂の少なそうなとこ選んで行こうかと。蛾はキャンプ場の
街灯や明るいメインランタンのほうに寄って行ってくれるので、今のところあまり悩まされてないです。
寝床
秋口までは大人は封筒型のをつないで使い、子供はマミー型のに入れてたんですが、寒くなってくると
子供だけの体温では寒いようなので封筒の中で一緒に就寝。寝返りを打てるスペースがちょっと狭くなったけど、
アンカみたいで暖かい。真冬は寒いので3シーズンの封筒シェラフを2重、3重にして使用。ダウンでなくても
十分暖かいけど、かなり嵩張ってるのが難点。
寝袋の下のマットには前面を覆う銀マットの上にエアマットを引いてますが、下が小石でごろごろしていても
全然問題ないです。銀マットは安いけど嵩張るし、使ってるエアマットは空気の出し入れが面倒なので、
コンパクトでバルブをあけると勝手に膨らむという吸気式のマットレスが気になります。
→ 寝袋2つで3人は狭いので結局寝袋を増設。子供が2人になっても封筒型を3つつなぐと結構広々で、寝返りも打てるぐらい。
封筒型、2つまではどんなものでも大体つなげるけど、3つつなげられるのはあまり無いので、そうしたい場合には
最初に買う物を選んだほうが良いかと。
リビング
椅子が一体になった折りたたみテーブルとそれとは別に折りたたみ椅子を使用。子供はまだ小さいので
今のところベビーカー。先走って子供用の足のところがペグダウンできるやつも買ってしまったのだが、
まだ出番なし。
明かりはメインとテーブル用の2個を使用中。ガス式でも-5℃ぐらいだと普通に明るかった。
テーブル用は暗くて最近あまり使ってないけど。テント内は火事が怖いので別に電池式のを使ってます。
夜オムツを替えるには手が離せないと不便なので懐中電灯は使えず。
後は焚き火用に焚き火台。寒いときはもちろん、火を見てるだけでも楽しいし、
焼き物やダッチオーブンの炭台としても活躍中。子供が歩き回るようになると火傷が心配なので、
どうしたものか思案中。
→ 思案中といいつつ結局特に火傷対策はないまま。椅子と焚き火台の間に低いテーブルを置いて
離すようにしているぐらいで、歩き回っているときは触れないように見ているしかない状態。ガスコンロとかにも
近づいていくのだが有効な手立てはなし・・・。
調理道具
子供に手がかかるだろうからなるべく楽にできるようにとツーバーナー(ガス式)&キッチンテーブルを購入。
もっぱらダッチオーブンで火にかけてるだけというのが多いので、シングルバーナーで十分だったような気もしますが、
ツーバーナーが欲しかったものでつい。持って行った離乳食をちょっと暖めたりっていうのには便利です。
というわけでメインの調理器具は今のところ焚き火台とダッチオーブン。あと子供は焼き芋好きなので、
最近はとりあえず焼き芋作って食べさせてます。寒くなると水が冷たいのでゴム手袋が便利な様で。
→ 2人目がほぼ粉ミルクなのでお湯を沸かしたり哺乳瓶を煮沸したりと何かとガスバーナーは必要に。
朝食もいちいち火を熾すが面倒で最近の使用頻度は一番高い。
燃料代考えるとガソリン式のほうがいいのだがガス式はメンテも要らず楽。ちなみにガスボンベを選べば冬でも
使用可能。
背負子
アウトドアだと段差だらけでベビーカーで移動するも難しいところが多いので、背負子を購入。
ちょっとした散歩にもあると便利。子供も最初に座るときはちょっと嫌がりましたが、歩き出すといつもご機嫌になるか
寝てしまうかで、結構気に入ってくれてるようです。
- その他いろいろ
蚊帳
虫除けにベビーカー用の蚊帳を購入。でも蚊帳を面白がって引っ張るのですぐに外れ、
あまり役立って無いような。雨よけも売っているが雨の時にベビーカーに野ざらしで乗せることは・・・ないでしょう。
虫除け
蚊取り線香の他に虫除けスプレーやらチャイルドシート用の虫除けバンドやら、
電池式ベープやら色々試してみた。虫除けバンドは一日つけてたら匂いが無くなってきたので
効果は弱そうですが、柑橘物の匂いなので害がなさそう。普通の虫除けは子供への副作用が
心配なので、小さい乳幼児にはなるべく使わないほうがいいかもしれません。
虫よけ剤−子供への使用について−・・・国民生活センターの商品テスト結果
防寒着
春・秋はもちろん夏も朝晩は寒かったりするので服はたくさん持っててます。子供は何かと汚れるし。
フリースのオーバーオールで手足の先が隠せるものがお気に入り。全身隠せるし、くるまった姿がまた可愛い。
ウールの手袋や靴下なんかがあれば買ってあげたいんですが、なかなかいいのを見つけてあげられなくていまだなし。
食事
うちは母乳だったので、母乳メインの間はいつでもどこでも食事タイムにすることができ、その点では
助かりました。ミルクをあげてる場合だとお湯がかかせなかったり、作って冷ましたりで結構大変なのかもしれません。
離乳食をあげるようになってからは事前に作っておいたものを持って行き暖めるか、よく煮た物を一緒に食べるか、
焼き芋食べるかって感じです。長期遠征をしているわけではないので作っていけば十分なんですが、長期になったら
レトルト品を持っていったほうがいいのかも。
→ 2人目の子は一人目とは違ってほぼ粉ミルク育ち。そのため哺乳瓶と粉ミルクは欠かせず。一泊二日ぐらいだと
粉ミルクは小分けしたものを使う分ぐらい持って、水筒にお湯を入れて、別に500mlぐらいの水を持っていくと大体足りる。
お湯と水を混ぜれば冷ます必要がないので思ったより楽でした。母乳と違って誰でもあげれるし。
哺乳瓶の消毒は妻の希望もあり消毒薬ではなく煮沸。朝に一度やれば大丈夫かと。
おむつ
これは家と一緒で紙おむつをさせて、交換したやつはビニール袋に入れて持って帰るパターン。
夏場でウンチがあまりに臭い時は大型スーパーの赤ちゃんルームを利用させてもらったこともありましたが。
→ オムツはずれの時期になってくると携帯用のおまるや便座に落ちないようにするものなどを持って行った方が
いいかも。小さい子用のトイレなんてのがあるところはほとんどないので、持って行かなかったときは
トイレに行っておしっこさせるのも一苦労で大の方はもはや無理といった状態でした。
遊び
自然の中で遊ばせたいなーと思っていたのですが、これが意外と難しくて。ハイハイも出来ないうちは
動けないので当然遊べず。ちょっと動けるようになってくると銀マットの上で遊ぶぐらい。ハイハイが進化してくると
芝生の上とかならまだいいんですが、土の上なんかを脱走してくのをほっとくのもなんだかなーというのと、
火を使ってると危険なので近寄らせたくなくて、結局テントの中かベビーカーの上にいさせる感じになってます。
というわけで家で使っているおもちゃを持っていくのはかかせず。
シーズン
寒さ対策さえしっかりしていれば春・秋がベストシーズンの気がします。熱中症や日差しの心配も少ないし、
虫も少ないので危険が少ないです。幸い今のところ病気になったことがないですが、赤ちゃんはいつ体調を崩すか
わからないので、救急セット一通りはいつも持ち歩くようにしてます。
- 参考資料
・子供と楽しむアウトドア : シンディ・ロス&トッド・グラッドフェルター著、藤田聖子訳、山海堂
・・・キャンプをはじめ、小さい子供を連れてアウトドアを楽しむ際のいろいろな注意事項や技術を学べる
・ひらたけキャンプ快適派
・・・キャンプレポートや道具紹介も充実されいますが、“赤ちゃんとキャンプしたい”のコーナーも参考になります。
・わんぱくKids養成講座
・・・最近は更新されてないようですが、“0才からのアウトドア”コーナーが参考になります。
- はじめての・・・
2005年3月20日 大池公園キャンプ場
・・・初めてのデイキャンプ
2005年5月4-6日 キョロロン村キャンプ場
・・・初めてのテント泊
2005年10月9日 磐梯山
・・・初めての山歩き
2005年12月31,2006年1月1日 みなみ蔵王オートキャンプ場ミートランド
・・・初めての雪中キャンプ
2007年6月2,3日 秋山浜キャンプ場
・・・初めての子2人キャンプ
- 持ち物リスト
我が家でキャンプに出かけるときの持ち物リスト。もちろん下記すべてをいつも持ち歩いているわけではありません。
なるべく荷物は少なくしたいのですが、季節や宿泊数・子供の年などによってどうしても増えちゃったり。
リスト1
リスト2
我が家の道具たちはこちら
2006.1.3記、2007.9.2追記
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