早池峰山('13.10)



山名早池峰山
地域北上山地/岩手
標高1917mm
登山日2013年10月14日
天候
備考花の名山として名高い山         
日本100名山

    ルートへ
    山行記へ
    山の写真へ

    山ある記Topへ



    ルート

    第1日 河原の坊駐車場〜小田越〜ハシゴバ(天狗の滑り台)〜早池峰山山頂〜小田越〜河原の坊ビジターセンター


     備考  標高差:867m  コースタイム:5時間20分

    山行記

     13日朝。“風が強くて登れないなー”“寝不足だし無理。”13日昼。“明日撤収してから登ればいいんじゃない?” “ユンの宿題終わってないんだよねー。”“ユン、明日山歩く?”“うーん、僕は反対だなー。。”

    第1日

     10月の三連休、当初月山に行こうと思っていたが天気予報が雨マークのため出発前日に早池峰に変更。 三連休の中日に登る予定だったのだが、前日から強風が吹き荒れ寝不足。朝になっても風速10m以上の風が 収まる気配がなし。風がなければ秋晴れで山登り日和に見える空を恨めしく眺めながら山登り中止を決定。 しょうがないので三陸海岸の観光に出かけたのだが、せっかく5時間かけて早池峰の麓まで来たのになーと 悔しい思い。・・・ふと、明日登ればいんじゃんと思い家族に相談。“撤収して登る時間ある?”“宿題 終わってない。”などという心配の声が上がるが“まあなんとかなるでしょ。”となだめて日程変更。

     翌朝、まだ暗い4時半に起き撤収作業開始。すっかり明るくなった6時過ぎにキャンプ場を後にして河原の坊 駐車場へ向かう。途中で小田越にザックをデポ。6時半頃に河原の坊でトイレを済ませてから車道を歩いて 荷物をデポした小田越へ徒歩で引き返す。この秋一番の冷え込みがやってきた東北地方、歩き初めの気温は0℃ くらいで寒く、子供達はテンション低くしばらくダラダラ歩き。しばらく歩いてあたたくなってきたのとアンパン 効果で徐々に機嫌を回復したところで小田越に到着。紅葉で色づいた木々と真っ青な空の間にそびえる早池峰山、 テンションの上がる光景です。小田越の監視員さんいわく、前日小田越から登った人はほとんど途中で引き返した とのこと。後で家に帰ってヤマレコ見た感じでは東北各地で途中撤退せざるを得ない人多数だったよう、山は 晴れてるかどうかだけ確認して出動してはだめなんだなと実感した強風だった。

     さて、前日違って穏やかな秋晴れの下まずは樹林の中を歩き始める。途中出てくるクマよけ(?)のドラムを 叩きながら緩やかな道を30分ほど歩くと樹林帯を抜け目の前に早池峰山、振り返ると薬師岳と展望が一気に開けた。 標高1400mくらいで森林限界を超えてる感じなので随分森林限界の低い山ですね。ここからは周りの景色を 眺めながら岩場の道を登っていく。北上山地はもとより雲海の上に頭を覗かせている栗駒山・焼石岳、遠くに 雪をかぶった鳥海山と素晴らしい展望。雪をかぶっている山が何かわからず登山道のメンテナンスをされなが 登っていた方に聞いて教えてもらった。鳥海山まではなかなか見えないらしく初雪の日に見れたのはラッキーだったな。

     おおむねガレ場の道を1時間半ほど登って天狗の滑り岩に到着。大きな岩に鉄梯子が2つかかっており、 それほど長いわけでもないのだが初ハシゴの我が家にはちょっとした緊張感。子供たち大丈夫かなと思っていた のだがスタスタとクリア、○○と猫は高いところが好きってか。ハシゴを登ると尾根まではすぐで登りもほぼ終わり。 木道のひかれた尾根を歩いて9時50分頃に山頂に到着。山頂からは360℃の大展望、登っているときには見えなかった 北側の岩手山、秋田駒方面の山々が出迎えてくれた。河原の坊から登ってくる方が多いのだろうが、多くの人で 賑わっていた山頂だったが、スペースも結構広いのでゆとりある感じだった。早池峰は6〜7月の花の時期の方が 登山する人が多いようなのでハイシーズンはもっと混むのかな。

     大展望のもとでちょっと早い昼食タイム。子供達は前回選んだカップラが冴えなかったようで、今回はいつもの ポケモンヌードル。山頂の楽しみは重要だからねー。腹ごしらえをした後、ユンはちょいと音読の宿題。 山頂で読むと気分もよかったかな?しばらく景色を堪能していると若干風が出てきて寒くなってきたので下山モード。 早池峰山神社の前で写真を撮っているときにお神酒を分けてもらった。山頂に祠等があって昔からの信仰が盛んな ところが多いね。ところどころ出てくる急な岩場に気を付けながら来た道を下山していく。ハシゴも無事に通過し 1時間ちょっとで樹林帯の手前に到着。展望を名残惜しく眺めたてから小田越まで下山。携帯トイレの推進が強力な 早池峰山だったが子供たちは携帯トイレを使うことなく無事に小田越のトイレに到着。

     最後、小田越から河原の坊まで再び車道歩き。あまり車が行き来しないし、ところどころ沢が有り、早池峰山も 見える道なので車道と言ってもあまり退屈しない道。子供たちも嫁さんも今回はあまり辛くなかったようで、 出だしの寒さ以外は特に文句を言うこともなく楽しく歩けたよう。郡山まで戻らないといけないので、あまり のんびり休憩もせずコースタイムくらいで歩けたし、ちょこちょこ登っているうちに山歩きに慣れてきたかな? この調子でいきたいところだが山に雪が降ってきていてそろそろシーズンオフ、来年の登りはじめはきつく 鳴っちゃうのかなー。最後に河原の坊のビジターセンターで子供達用に山バッチを購入。バッチを集めるのが すっかり子供達の山の楽しみの一つになったよう。カードやベイブレードと一緒でなんでも集めたがるからね。。 とにもかくにも日光白根山に続いて天候に恵まれ、いい山歩きだった。河原の坊から登るのはいつかハヤチネ ウスユキソウが咲く季節に登るまでの宿題かな。ちなみにユンとリョンの宿題は無事に郡山に戻って終了。 ユンよ、父の言った通り何とかなったべ(笑)。

    2013.10.19記

    山歩き前のキャンプ

    13年10月12-14日 タイマグラキャンプ場

山ある記Topへ
Topへ