谷川岳('14.07)



山名谷川岳
地域谷川連峰/群馬/新潟
標高1977mm
登山日2014年7月20日
天候曇時々晴れ
備考遭難者数世界一の魔の山         
日本100名山

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    ルート

    第1日 ロープウェイ天神平駅〜熊穴沢避難小屋〜天狗の溜り場〜肩の小屋〜トマの耳〜オキの耳 昼食休憩〜 トマの耳〜肩の小屋〜天狗の溜り場〜熊穴沢避難小屋〜ロープウェイ天神平駅


     備考  標高差:587m  コースタイム:4時間

    山行記

     “これからどうしようか?”“帰るんじゃないの?”“せっかくの三連休、このままじゃもったいないじゃん。” “どこ行くの?”“うーん、谷川岳は?”“近いの?”“そこそこ。”“ちなみに今日結婚記念日って知ってた?” “・・・”

    第1日

     会津駒ケ岳登山を途中であきらめ、天気予報と地図とにらめっこして谷川岳へ移動。奥只見の狭い林道を抜け、 関越道を走り水上へ。ちょうど前週のキャンプ後に寝袋を洗ったまま車に積んでいなかったため車中泊もできず、 宿を探して電話。三連休でいくつかの候補は満室の中、たどり着いたのは土合山の家。ここ、谷川岳登山の 拠点として昔はよく使われた宿だったとか。なんとか宿を見つけて16時過ぎに到着。素泊まり家族四人で10800円。 施設は古く、部屋の鍵がないとか風呂・トイレ共同とか昔のままといった感じ。宿はJR土合駅のすぐ裏にあり、 日本一のモグラの駅という看板がある。モグラの駅ってどういうこと?と、子供たちと駅を探検。 なんでも下り線のホームが改札から70.7m低く、486段の階段を下りないと到着しない地下の駅でモグラの駅 だったんですね。地下の駅はひんやりとして、会津駒を歩かなかった分を若干補てんするプチ歩きだった。

     モグラ駅を見物した後、水上のコンビニで食料を買い出ししたりレストランでかつ丼食べたりしてから 宿へ。宿で風呂に入った後、駒の小屋でやるつもりだったUNOで遊び、21時前には就寝。結婚記念日の宴会は 缶ビール一本、山小屋でビールは叶わず。しかし、会津駒に登ることばかり考えてて結婚記念日であることを 実は忘れていた。。翌朝5時に目が覚めて外に出ると青空がのぞいていて期待感UP。他の3人はまだ寝ているので 荷造りして待っている間にガスがかかり青空はどこかへいってしまい不安感UP。6時頃朝食食べて、6時半過ぎには ロープウェイ駅へ。7時から営業開始なのだが、営業開始前の行列が100人くらいは並んでいたかな。はっきりない 天気予報でも朝からこの賑わい、さすがは関東の人気の山ですな。西吾妻山は8時半開始でも10人ほどだったもんね。

     宿でもらった割引券使ってもロープウェイは往復5550円+駐車料金500円。ロープウェイやゴンドラ結構高いよね。 自分の足で歩くと日本三大急登と言われる西黒尾根・・・無理!。おとなしくロープウェイに乗って標高1390mの 天神平へ。下から見ていた通りのガスの中だが視界はそれなりにあり明るい感じ。安達太良以来三連続で雨に 降られているので雨が降ってないだけましだなと思って山歩き開始。自分以外は雨を警戒してカッパを着て 歩き始めたが暑くて早々にカッパは脱いでいた。熊穴沢避難小屋まではなだらかなハイキングコースでほどなく到着。 熊穴沢避難小屋からは登山道らしくなり、岩場の道も登ったりしながら進む。前日はブツブツ文句を言っていた ユンもこの日は日帰りでリュックが軽いので特に文句もなく、リョンとともに快調な歩き。天狗の溜り場あたりからは 周りの尾根もちらほら顔を出し、笹原の中にはニッコウキスゲがちらほらと気分よく歩き、9時半頃に肩の小屋到着。

     肩の小屋周辺には高山植物が咲き乱れていて、トマの耳、オキの耳へと続く稜線も多数の高山植物が咲いていた。 オキの耳山頂に着いたところでちょうどガスが晴れ、眼前に雄大な山並みが広がった。つかの間の展望をしばし 楽しみつつ昼食タイム。いつものおにぎりとカップラだが子供たちのカップラはなかなか減らず・・・最近 飽き気味の子供達、しばらくカップラは無しかなー。カップラに変わる山メシ、なんか良いのないかな。 山頂で時折顔を覗かせる稜線に癒されていたのだが、リョンがトイレというので肩の小屋へ。肩の小屋のトイレは 一回100円で小屋の外にあるバイオトイレ。やはり山にトイレがあるのはありがたいね。小屋で山バッチも購入し 11時半ごろ下山開始。天気予報では昼過ぎが一番晴れそうだったのでもう少しのんびりしたかったが、 子供たちが進みたがるのであきらめた。郡山まで戻らないといけないしね。

     下りも快調に進み、13時頃に天神平に到着。谷川岳、よく整備されていて歩きやすい登山道で天神尾根は 快適なハイキングコースといった感じ。もうちょっとコースタイムが長くないと、目標の夏のアルプス行の 体力作りには足りなかったかな。快適な尾根道で晴天だと景色も素晴らしいと思われ、人気の山なのもうなずける。 三連続の雨の呪縛から解放され、花を見ながらの稜線歩きで楽しい山行だった。前日の会津駒撤退では大泣き だったリョンも山頂でいい景色を眺められてご満悦。無事にリベンジ果たせてよかったな。天神平の レストハウスで子供たちはかき氷を食べてロープウェイで下山。ギネスブックに乗る世界一遭難死者数の 多い谷川岳から無事帰還。まあ、遭難者が多発するところには近づいてませんけどね。

     14時に谷川岳を出発して帰路に着いたのだが、ちょいと気になるものがあって宇都宮で寄り道。 郡山にない石井スポーツと郡山より大きいWild-1で山道具を物色。結局買ってしまったもの有り、 次回の山行でデビューかな。最近キャンプ始めたころ並みの物欲感、やばいね(笑)。キャンプ道具と 違ってすぐ使えなくなってしまう子供用のものが必要なのがつらいところ。買い物の後、みんみんで餃子を 食べて帰宅。家を出たときは谷川岳なんて頭になかったけど、結婚記念日が山の家になったのも何かの縁て とこですかね。雨降らなかったの、ちっとは祝ってもらえたのか。帰路ではスコールのような雨にも 見舞われ山だったら大変、山では気まぐれな天気に味方してもらいたいね。

    2014.8.2記

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