二ッ箭山('15.10)



山名二ッ箭山
地域いわき/福島
標高710m
登山日2015年12月6日
天候
備考岩場と太平洋が見渡せる展望が特徴の山
東北100名山

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    ルート

    第1日 二ッ箭山入り口駐車場〜御神体ノ滝〜〆張場〜男体山〜女体山〜二ッ箭山〜月山〜二ッ箭山入り口駐車場


     備考  累積標高差:約540m  コースタイム:3時間20分

    山行記

     “寒くなってきたね〜。”“安達太良も雪化粧したねえ。”“山はスキーだね。”“いわきなら雪無いよ。” “寒くないの?”“郡山より暖かいんじゃない。”“結局歩くのね。。。”

    第1日

     10月に歩いて以来しばらく出掛けられず、気付けば早や師走に突入していました。毎日眺める安達太良も雪化粧してきて シーズンは雪山モードですが、我が家は雪のない場所を探していわきの二ッ箭山へ出動することに。二ッ箭山、標高は710mと 低いのに東北100名山に選ばれているのは特徴的な岩峰と鎖場あるからのよう。岩場も経験が少ない我が家としては少し 緊張しつつ向かったのでありました。朝7時前に出発し、駐車場には9時前に到着。6割ほど埋まっていて、しばらくすると 団体さんのバスもご到着。この時期、なかなか人気の山のようです。駐車場にはトイレと案内板もありますが、トイレの水は 再利用水とのことで手洗い用の水もないのでちょっと注意が必要です。軽く準備をして9時に駐車場を出発。家族4人で歩くのは 会津駒ケ岳以来〜約1月半振りでありました。

     駐車場から登山口まで車道を歩くのですが、交通標識のような矢印が登山口の方向を示しているようでなかなかないパターン です。しばらく歩くと車道から林道に変わり、尾根コースと林間コースの分岐あたりから登山道らしい道へと徐々に変化していく 感じでした。〆張場に向かう一枚岩で一つ目の鎖場登場。濡れていると滑りやすそうでしたが、ここは特に問題なく通過し 一般コースで男体山を目指します。男体山の手前で分岐がありましたが、女性や子供は左へという消えかかった看板に従って 左へ。右コースにある30mの鎖場を登ってみたかったんですがまたの機会に。左コースでも少しロープのある箇所がありますが それほど難しくなくいつの間にか男体山と女体山の鞍部に到着してました。・・・男体山に登る20mの鎖場はどこ?? キョロキョロ探すと少し手前に横に延びる鎖場とそこから垂直に岩場を登る鎖場がそびえておりました。この鎖場なかなか すごい雰囲気でした。嫁さんは登らないというので男三人で岩峰へ。足をかけるところはあるので子供も自力で鎖を使いながら よじ登れるところでした。岩峰の上は360度の展望が広がっていて、太平洋から阿武隈山地まで一望できなかなか良い景色。 ただ、風が強くて怖いので早々に退散しました。

     岩峰は下りのほうが大変でしたが無事に降り、続いて女体山の鎖場へ向かいます。嫁さんも女体山には挑戦しましたが途中で 断念し迂回路へ・・・。子供たちはしっかり岩場を登り、女体山をへて方位盤に着きましたが、迂回路を歩いた嫁さんの方が先に 着いてました。男体山には人がいなかったですが、女体山の上には休憩場所もあり賑わっていました。方位盤にはなぜかハワイも ・・・6000q先って。。。続けて二ッ箭山を目指しますが、女体山から下るところは団体さんが一人ひとりガイドさんが確保して から降りてました。ガイドさんいるとちゃんとしてますね。先に通過させてもらって道を進んだんですが女体山、月山、沢へ などいろんな方向への看板があるところで二ッ箭山の看板が見当たらず不安になり手前の分岐に引き返しました。 分岐から岩場を通って尾根を進めばたどり着きそうなので岩場を登ろうとするも足場の間隔が遠くてこれは無理と断念。 困ったなと思っているとすぐ横にもう一つの鎖場があり、こちらは登れそうなので何とかよじ登って尾根道へ出るとあとは 問題なく二ッ箭山の分岐に到着出来ました。このウロウロで時間を使ってしまったんですが、最初に進んだ道で月山側に行って いれば鎖場を登らなくても良かったのかなと思いましたが、いずれにしてもいろんなところに分岐があって、 初めて登ると迷うところが多い道でした。インターネットで見かけた詳細ガイドを持って行っても迷ったので、持って無かったら もっと迷ってましたね。

     二ッ箭山の山頂は林の中で展望なし。なぜか三角点が2つありましたが、林の中でいいんでしょうか?時間も押しているので 軽く水分補給したら下山します。下りは月山経由の周回コースへ。鎖場はなく、桐ヶ丘登山口への分岐さえ間違えなければ 問題なく下山できるコースでした。駐車場には12時半頃到着、途中迷ったこともありコースタイムより時間かかりました。 お腹も空いたところでいわき市内へ向かい、子供達希望の回転寿司(スシロー)へ。山歩きにいかないと外食することもあまり ないため、回転寿司につられてついてきた子供たち、がっつり食べて満足してました(笑)。10月の猫魔で疲れていた嫁さんも 今回は体力的には問題なく歩けたようで一安心。女体山の鎖場を登り切れなかったのは残念でしたが、来年の課題でしょうか。 二ッ箭山の鎖場、我が家にとっては難易度高いところでした。特に男体山、風が強くてあおられて落ちるとまずいので 緊張しました。子供達を確保する技術を持ってないのでこれ以上の難易度は無理だなと感じました。雨で濡れてたら登れなかった かなとも。何はともあれ無事に下山でき、景色も楽しめて久し振りに家族での山歩きを楽しめた一日でした。今年は シーズンオフかな?

    2015.12.20記

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