韓国岳('16.05)



山名韓国岳
地域霧島連山/宮崎・鹿児島
標高17000m
登山日2016年5月4日
天候
備考火山が連なる霧島連山の主峰。
日本100名山

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    ルート

    第1日 えびの高原エコミュージアムセンター〜韓国岳登山口〜韓国岳〜韓国岳登山口〜 えびの高原エコミュージアムセンター


     備考  標高差:510m  コースタイム:2時間35分

    山行記

     “次はどこ?”“韓国岳っていうところ。”“そこってきつい?”“今日よりは楽なはず。天気もいんじゃないかな。” “やったー。”と、子供たち(笑)。

    第2日

     雨に打たれた開聞岳から回転寿司屋とイオンを経て、えびの高原キャンプ村を目指す。えびのICからの山道は くねくね道でガスで白かった事もあり走りにくい道でした。18時頃、日が暮れてきたえびの高原キャンプ村に到着。 海抜1mから一気に標高1200mの高地へ移動して外に出ると寒い!Tシャツで歩いてましたが、ここではダウンが必要 でした。受付をしてケビンへ。5人用の小さなケビン、外観は古い感じでしたが中はきれいで畳敷き、コンセントが 一つあり濡れた服を乾かすロープもあって快適でした。雨だったし、テント泊にしてなくて良かったです。 ちなみに荷物はリヤカーで運搬でした。
     荷物を運んだらキャンプ場内の温泉へ。コンクリート打ちっぱなしの簡素な建物でしたが、場内に温泉があるのは いいですねー。キャンプ場利用者は無料で入り放題でした。温泉で温まり、さっぱりして夕食タイム。イオンで 買ってきたお弁当で簡単に。さつま揚げが鹿児島らしさを少し出してました。夕食後は翌日に備えて早々に就寝。 キャンプ場に着いたのが遅かったので21時頃だったでしょうか。

    第3日

     朝4時半に起床。干していた雨具などをパッキング。残念ながら乾き切りませんでしたがザックに入れても ビショビショというほどではなく、良かった、良かった。5時を過ぎてなかなか起きない家族を起こし、 寝袋やマットも撤収。テントと違って結露による濡れが起きないのがケビンのいいところ(笑)。朝ご飯に おにぎりを食べてキャンプ場からえびの高原へ移動です。どこに車を止めるか、しばらくウロウロして結局 えびの高原エコミュージアムセンターの駐車場へ。えびの高原スカイラインで硫黄山周辺を歩くと臭気が ありました。駐車場は公衆トイレが有って、エコミュージアムセンターが開く前から使えました。

     6時20分出発。昨日と打って変わって真っ青な空が広がり、気分良く歩き始めます。すると車道横でシカが 数頭こっちを見ていました。全然驚く雰囲気無、高原の主はシカさんの方です。。車道から登山道へ入ると 硫黄山への立ち入り禁止の看板がありました。3月に入山規制が緩和されて、えびの高原から韓国岳への最短 ルートが歩けるようになっています。それまでは大浪池登山口から出ないと歩けないこともあったりで、 火山の活動状況には注意が必要ですね。出来たばかりらしい立ち入り禁止範囲を避ける道を登ると噴気を上げる 硫黄山が見えました。臭いも若干あり、風が強かったので向きによって注意必要でしょうか?そこから少し歩くと 一合目の標識が出てきて、二合目、三合目と進むと視界が開けて大展望が出てきました。硫黄山や不動池が いつの間にか眼下になり、奥に山頂が平らになった不思議な山。甑岳だったのかな。霧島連山、噴火口だらけで 火口湖や火口跡がそこらじゅうに広がってました。五合目には案内板が有り、こちらも大展望。眺めがいいって 素晴らしいですねー。子供達も開聞岳と違ってご機嫌で歩いてました。

     五合目から上は段々と木がないところが多くなってきて、強い風にあおられることも。8時前に韓国岳山頂に 到着・・・突風のような風で落ち着いて景色を眺めていられませんでしたが、高千穂峰や新燃岳、大浪池などを 一望する絶景には大満足。噴煙が少し見える新燃岳の奥にそびえる高千穂峰、なかなかのかっこ良さでした。 お手軽なハイキングで大絶景、火山らしい荒々しい景色とふもとに広がる温泉街、福島の安達太良から吾妻連峰に 続く一帯に似た雰囲気を感じる山でした。韓国岳の往復だけではもったいない霧島連山でしたが、午後には屋久島に 移動しないといけないので下山します。記念撮影したら風に追われるように下り、6合目くらいまで下りて一息。 その後も快調に下って3時間ほどで駐車場へ戻りました。風は強かったものの快晴で距離も短いということで 子供達も嫁さんも大満足のハイキングだったようです。ちなみに駐車場に止めていた車には“駐車料金を払って 下さい”との紙が挟まれてました。

     駐車料金を払い、山バッチを買ってえびの高原を後にします。えびのICから九州自動車道に入り、昨日と 逆ルートで鹿児島へ。社内の皆さんは夢の中・・・こちらもだんだん眠くなってきてしまうが、なんとか 走ってトヨタレンタカーのいづろ店に到着。HPには鹿児島港へ送迎してくれると記載があったものの、 人がいないから無理とのこと。。。代わりに港の駐車場にレンタカーとめといていいよと言われたのですが、 満車で止められず。。。結局港に家族と荷物を置いてお店に戻り、徒歩で港へ・・・って店から港まですぐでした。 屋久島行の高速船の切符も無事に買え、13:20の出航前に待合室の横にある食堂でお昼ごはんタイム。 とんこつラーメンを食べましたが、九州とんこつという感じで美味しかったです。リョンはから揚げカレー。 空港でもカレー、港でもカレー、好きだねー。鹿児島港の向かいにはドンとそびえる桜島。数日前に噴火したとの ニュースを見ましたが、この日は穏やかに見えました。船に乗ってしばらくすると窓の外に開聞岳の雄姿も 現れました。快晴のこの日は開聞岳からも絶景が見えたんでしょうね。さて、次はいよいよ洋上のアルプス、 屋久島です。

    2016.5.21記

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