平ヶ岳('19.07)



山名平ヶ岳
地域群馬・新潟
標高2141m
登山日2019年7月14日
天候小雨
備考山頂の高層湿原が特徴の山。
日帰りコースだが鷹ノ巣からの工程は長い。日本100名山

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    ルート

    第1日 鷹ノ巣登山口〜下台倉山〜台倉山〜池ノ岳〜平ヶ岳三角点〜池ノ岳〜台倉山〜下台倉山〜 鷹ノ巣登山口


     備考 累積標高差:1600m コースタイム:第1日 11時間

    山行記

    第0日

     7月の三連休、去年は避難小屋泊まりの2泊3日で飯豊山山行でしたが、今年は日帰りコースの平ヶ岳へ。 コースタイムが長いので日が長いこの時期を狙っていたのと、下山後の一般道を走る距離も長いので 日帰りコースなのに前泊と後泊で結局2泊3日の工程になっております。歩行距離も20kmほどと飯豊山に近く、 累積標高差こそ少し少ないですが、日帰りではこれまでで一番長い工程で気合が必要な山です。 今回は距離も長いので嫁さんは厳しいだろうというのと、リョンは想定通りのやる気無ということで、 ユンと二人旅、15時過ぎに出発です。買い出しして、田島で夕食食べて、雨に降られながら登山口に到着 したのは21時過ぎでした。登山口には悪天候が予想されるにもかかわらず数台の車がとまっていました。 車中泊の準備をして雨と川の音聞きながら明日に備えて就寝。

    第1日

     朝4時起床。残念ながら小雨降る曇り空です。出発準備をしつつユンを起こすもなかなか起きず、 4時半出発の予定に対して出発は結局5時過ぎとなりました。登山口にバイオトイレがあって便利ですが、 水道はないので水は事前に準備してくる必要有です。さて、雨具を着こんで出発。林道を少し歩き、 川を渡ってから本格的な登山道開始。すぐに尾根に出て山深い景色が広がりますが、上の方は雲に隠れて ました。ヤセ尾根で踏み外すと危険なところも有りますが、雨でもあまり滑らない岩だったのは幸いでした。 急坂も超えて2時間弱で下台倉山に到着。下台倉山からはなだらかな道になり、台倉山〜台倉清水〜白沢清水 とあまり標高が変わらないまま進みます。倒木が有ったり、木道が滑りやすかったりで、平坦でも歩きにくい ところもありました。距離が長いのでちょくちょくエネルギー補給もしながら歩きました。

     白沢清水からしばらくすると池ノ岳まで急登が始まり、白い雲の中で景色も見えず苦しい登り。 えぐれて滑りやすい道を息を切らして登り、10時頃に姫ノ池に到着。幻想的な池塘の風景はなかな風情が ありました。チングルマをはじめとした花々も咲いてました。ここで平ヶ岳がどんと見えれば言うこと なしでしたが、残念ながら雲の中で平ヶ岳の気配は全く感じられませんでした。姫ノ池から平ヶ岳 山頂までは30分ほど。山頂の三角点で記念撮影し、ポテトチップスを食べて帰路に着きます。 長丁場、天気も悪いので山頂で長居することもなく滞在時間15分ほどでした。

     下山路も標高1700m付近から全然標高が下がらない、長い尾根道が続き進んだ感が無いのがつらい時間。 雨はほとんど止んで暑いのでカッパはズボンのみでTシャツで程よい感じでした。下台倉山からの下山は ロープのある岩場とヤセ尾根の連続するため、疲れた足で滑らないように慎重に歩きました。ユンが1度滑った 時にヒヤッとしましたが、おおむね安定した足取りで、これまでそれなりに歩いてきた経験は役立ったかな。 最後の林道ではユンについていけず、長丁場でも文句を言うでもなく歩ききったユンに、短期のスピード だけでなく持久力も負けて抜かれたような気のする最後でした。15時20分頃下山、約10時間の長丁場を 無事走破しました。

     下山後、清四郎小屋で山バッチをゲットし檜枝岐村の宿、民宿おぜぐちへ移動・・・足が疲れてノロノロ運転で ございました。17時頃に宿に到着。近くの日帰り温泉に入れるということで、入浴券をもらって徒歩で温泉へ。 露天風呂にのんびり浸かって疲れを癒やしました。宿に戻って夕食・・山の幸が豊富でボリューム満点、 イワナの刺身や山菜が美味でした。三連休でも天気が悪いせいもあってか宿泊客は3組、夕食食べていたのは 2組3名しかいませんでしたが、部屋もきれいでしたし温泉は近いしいい宿でした。夕食後は疲労により テレビを見る元気すらなく就寝。ユンは元気にナンプレをやっていてここでも差を見せられた感じで ございました。。。

    第2日

     翌朝、宿の朝食を食べ9時頃にチェックアウト。正直疲労によりよく眠れなかった私、無理して昨日運転して 帰らなくて良かったなと。晴れていればクールダウンに尾瀬を散策とも思いましたが相変わらずのどんより 曇り空のため断念し郡山へ。百名山の日帰り難関コース、無事歩けたのでもう少し百名山踏破も進みそうです。 天気が良ければ景色も花ももっと楽しめて良さそうな山でしたが、もう一度訪れるのは敷居が高いですね。。 筋肉痛も2日ほど続き久々の疲労感、飯豊の後より疲れた感がありました。

    2019.7.21記

    山歩き後のキャンプ

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