山名 | 箕輪山・安達太良山 |
地域 | 福島 |
標高 | 1728m/1700m |
登山日 | 2024年7月13日 |
天候 | 晴 |
備考 | 箕輪山は安達太良連峰の最高峰 日本100名山/花の100名山 |
山行記へ 山の写真へ 山ある記Topへ ルート 第1日 沼尻登山口〜胎内コース分岐〜沼尻鉱山跡〜胎内岩〜鉄山避難小屋〜笹平分岐〜箕輪山山頂〜笹平分岐〜 鉄山避難小屋〜鉄山〜馬の背〜安達太良山〜沼尻登山口分岐〜船明神山〜沼尻登山口 備考 累積標高差:約1100m コースタイム:7時間 第1日 三連休ですが、天気が良いのは初日の土曜日だけの予報。トレーニングがてらしっかり歩いておきたいとこ でしたが、遠出するのも厳しいので毎度おなじみの安達太良山を久し振りの沼尻登山口から歩くことにし、 土曜日にしては早起きして出発。登山口の手前がスキー場の中を走るのですが、7年ぶりで全然記憶なかったです。 登山口の駐車場は広く20台くらいは止まっていたと思いますが、まだまだ余裕ありました。準備をして7時半頃出発。 熊出没注意よりも、硫化水素ガス注意の方が目立っているのが沼尻登山口ならでは。幅の広い登山道を少し歩くと 展望台が現れ、白糸の滝が小さく見えます。すぐ上に第2展望もあり、白糸の滝はこちらの方がよく見えるかな。 その後もなだらかな道を歩き、船明神山と沼尻鉱山跡に下る道の分岐まで30分ほどで到着。 分岐から一旦下って沼尻鉱山跡へ。沼尻温泉・中ノ沢温泉の元湯でもあり、ものすごい勢いで温泉が流れてます。 川の色も白っぽくなっていてぬるい感じで温泉感があり、登山道でも硫化水素臭が濃いのですが、登山道を外れると 亡くなられた方もいるのでもっとすごいとこがあるんでしょうね。登山道は小屋裏に回り込む感じなのですが、 看板が小さくて他の道の方が目立っているの迷い込まないように注意も必要ですね。なだらかな登山道を歩いていくと 渡渉ポイントがあるのですが、全く記憶になくてここでも危うく登山道でないとこに迷い込むとこでした。。 ヤマレコアプリとGPSに頼りきりで、山の地図で情報とることが減っているんですが、事前確認も重要だなと 感じた次第。下流側の温泉色した川と違って水がものすごく澄んでいてきれいなところを通過し、斜面を登り始めると 今回のルートでは急な方なので息切れ。。だんだん視界も開けてきますが、雲があるので裏磐梯方面の視界は今一つ でした。ほどなくして胎内岩に到着。胎内くぐり、狭いのでザックを外して這わないとくぐれないのところなんですが、 岩をよじ登るのも頑張ればできるくらいで、前回もくぐらずによじ登ったので今回もと手をかけたんですが、 1回目は登り切れず落下。。。一瞬あきらめてくぐろうかと思ったものの、7年前登れたのにと再度よじ登って 何とか通過。まだ衰えてないと思い込むことにしましょ〜。 胎内岩を超えるとなだらかになり、岩の上を木に咲く花を見ながら歩くと沼ノ平も現れ、コースの見せ場で ございます。よかですねぇ。登山口から2時間ほどで鉄山避難小屋に到着。当初はここから鉄山に向かう予定 だったのですが、トレーニングにはもう少し歩いた方がよいかと思って反対方向の箕輪山に足を延ばすかと 計画変更。安達太良山には何度も来てますが、箕輪山まで歩いたのは最初に来た1998年以来で実に四半世紀振り。 くろがね小屋に泊まったのもその時のみですが、山ガールなんて言葉も聞かなかった頃、学生は珍しかったのか、 野地温泉までの縦走中に会った方々にも声かけてもらったりしてました。あの我々より元気だったおばさま方も 四半世紀経つとさすがに歩いてないんだろうかと思い出に浸ることもなく、笹平までは木に引っ掛かりながら こんな道だったっけなと思いながら下り、笹平からは展望のある道を登り、避難小屋から30分強で箕輪山山頂に到着。 先客の方は1名、安達太良山〜鉄山の主稜線に比べるとぐっと静かですね。岩の上でアンパン食べたりしてしばし 休憩。吾妻連峰〜磐梯山まで見えるはずですが、雲で遠望は聞かず安達太良山方面だけしっかり見えてました。 山頂はトンボが群舞していて、うっとうしい虫はほとんどおらず快適。20分ほど滞在して戻ります。それでも 4〜5人の方はいらしていて、ピストンする方も縦走されてる方も両方いらっしゃいました。 笹平まで一旦下り、見通しのない灌木の中を歩くような感じで鉄山避難小屋まで登り返す。ちゃんとよけずに 木に引っ掛かりながら歩いていたんですが、抜けられてよかったなと思っていたのですが、後で起きる悲劇の素は きっとこののぼりの間に起きていたと思われます。。この時はそんなことには思い至らず、鉄山山頂へ。 鉄山山頂も見晴らしいいとこですが、沼ノ平はちょっと見づらい感じですね。軽く戻って安達太良山に向けて また一旦馬の背まで下ります。沼ノ平の右側に見つつ、何度も歩いた稜線を経て安達太良山に到着。歩き始めてから 4時間を超えだんだん疲れてきたので小休止。乳首の上まで行くつもりなかったのですが、休憩している間に やっぱり登ろうかという気になり梯子を上ったのですが、そのあたりでプシュ・・・!!発射したのは一瞬でしたが、 背中側にかかったのは人が多いから熊もいないだろうとトレッキングポールと一緒にザックの横に入れていた クマ除けスプレーでした。少し舞ったガスで少しむせつつ、慌ててシャツを脱いでたまたま持っていた予備のシャツに 着替えるも、ガスがかかったところがヒリヒリする感じで、やばさを感じて即下山開始。水がないので洗い流すことも できず、シャツでふき取るのと、お茶で手を洗い流すのが精いっぱいでした。。。 船明神山への分岐で主稜線から離れ、人通りが少なくなるも、だんだん痛みがひどくなり足元に集中するのが 精一杯でとても早く歩く余裕もない。。汗をぬぐうのに手が触れたところもヒリヒリしてくるので、なるべくヒリヒリ 範囲を広げないようにと思いつつも、顔や腕も背中ほどではないけれど痛みが出てきてなかなか大変。また、 鉄山避難小屋あたりからずっと1600〜1700mの間でアップダウンを繰り返しながら歩いてたんですが、船明神山を 超えても1600mを下回る標高にならず、早く下りたいのにと心折れそうになりながら下ったのでありました。 残り3qを切ってようやく標高が下がり始め、ぬかるむ足元と闘いながら13時半過ぎに下山。車のドアを開けると 熱気がすごいのですが、その熱気でスプレーがかかったところの痛みがマシマシ・・火傷したような感じでしたねー。 駐車場から自宅に戻るまで、エアコン強めで悶絶しながらなんとか走り、シャワーで洗い流してだんだんと痛みが 引いていったものの、痛みが消えたのは翌日でした。スプレーかかったTシャツは洗うこともままならず(洗おうと したらむせるは手は痛いはで2次災害、、)廃棄。顔にでもスプレーかかったらシャレにならない威力であることを 身をもって体験しました。それにしても間抜けでしたが、笹平からの登り返しでスプレーのストッパーがいつの間にか 外れてしまい、それに気づかず歩いているうちにザックが岩に触れて噴射したものと思われます。ストッパーを 買い直したけれど、持ち運びに気を付けないとダメですね。久し振りの沼尻登山口で、箕輪山〜安達太良山の主稜線も 景色よく楽しかったんですが後半が・・・。トレーニングとしては雨降る前に久し振りにしっかり歩いて満足では ありました。これなら裏那須に行けるかな? 2024.7.28記 過去の安達太良山歩き 2024年7月13日 安達太良山(17) 2024年4月28日 安達太良山(16) 2023年7月30日 安達太良山(15) 2022年2月12日 安達太良山(14) 2021年2月28日 安達太良山(13) 2020年6月6日 安達太良山(12) 2019年7月6日 安達太良山(11) 2018年4月29日 安達太良山(10) 2018年4月1日 安達太良山(9)〜途中撤退 2017年10月1日 安達太良山(8) 2017年1月2日 安達太良山(7) 2015年12月30日 安達太良山(6) 2015年5月4日 安達太良山(5) 2014年6月28日 安達太良山(4) 2010年10月24日 安達太良山(3) 1999年 9月19日 安達太良山(2) 1998年10月4,5日 安達太良山 安達太良山関係リンク あだたら高原リゾート ・・・あだたら高原のゴンドラ。ブログでは山の情報も。 くろがね小屋 ・・・通年営業の温泉付き山小屋。コース状況もコメント有り。 |