野手上山/国見山('24.11)



山名野手上山/国見山
地域福島
標高628m/563m
登山日2024年11月10日
天候
備考福島県北東部の2低山。
新うつくしま100名山

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    ルート

    野手上山 野手上山神社登山口〜金華山〜野手上山山頂〜北浦分岐〜比曽川コース分岐〜塩手山登山道入口駐車場
    国見山 高倉ダム登山口〜沢分岐〜地蔵平〜国見山山頂〜地蔵平〜眺めの丘〜沢分岐〜高倉ダム登山口

    塩手山 累積標高差:約300m コースタイム:2時間
    国見山 累積標高差:約500m コースタイム:3時間

    山行記


    第1日

     2週連続の紅葉狩り、2週目は飯舘と南相馬の低山へ。志津倉山とは違って歩き易いはずだからと言って、 妻も一緒に出動。朝ご飯食べながら野手上山の登山口を目指します。Googleナビで示された道は工事で通れず 迂回路を探して何とか登山口に到着。線量計が多く値も高めで、なんとなく身構えるような道中でもありました。 登山口のスペースは広かったですが、ガラガラでした。軽く準備をして8時半前にスタート。ご立派な鳥居の立つ 野手上山神社がすぐに出てきて社の横から登山道が始まってました。鳥居の大きさに対して、社や社屋は小さい 神社でございました。簡易トイレも閉鎖されてました・・それほど訪れる人もいないのでしょうね。 林の中の道を登っていきますが、比較的明るい雰囲気で広葉樹が色付いていて紅葉も楽しめる道でした。 階段がぐずぐずになっていたり、倒木で道がふさがれていた場所もありましたが、40分ほどかけて到着した 山頂にある社はご立派でした。隣にある展望台は老朽化しているようで、注意表示がありましたが、 慎重に上がって景色を眺める・・周りの木々に遮られて展望が効かない方面も多いですが、合間から 山並みを眺める感じでした。

     下山は登ってきた道の反対側へ進み周回します。緩やかでおおむね歩き易いですが、こちらも倒木や笹で 道が見えづらいところはありました。見えづらいところも踏み跡はしっかりしていたので、思ったより 歩いている人はちゃんといるのですかね。紅葉を楽しみながら下って野手上ダムに着くと後は林道を歩いて 駐車場に戻りました。1時間半ほどのお手軽ハイキングコースで、妻も余裕でございました。続いて国見山へ ・・南相馬市内を経由して高の倉ダム横の登山口に着くまで1時間弱でした。ダム続きですね。駐車場には 数台の車があり、ちょうど少し前に出発された方もいらっしゃり寂しくなくて良かったですね。登山口の 階段を上がって山歩きスタート。杉林なのと、日が陰ってきたのとで、国見山の方が鬱蒼とした感じが ありました。少し歩くと沢が出てきて渡渉もしながら緩やかに登り、分岐もそのまま沢沿いに進みます。 車道を横切ったり、地蔵平から山頂へ直登したりで1時間15分ほどで山頂に到着でした。国見山、 遊歩道の整備が終わったばかりで歩き易かったです。途中の東屋には整備が終わって利用始めたときの 線量確認結果も貼ってありました。問題ないとは書いてありましたが、普段の生活環境に比べると線量は高く、 除染仕切れるわけでもないので原発事故の爪痕を感じる場所でもありますね。。

     山頂で太平洋を眺めながらお昼ご飯とおやつを食べてしばらく休憩。食べ終わることに登ってこられたご夫婦、 登山口で先行された方で、我々とは違うルートで登られていたようです。下山時にも沢コースとの分岐で 見かけたのですが追いつくことはなく、我々の方が若いと思うのですがペースは遅かったようでございます。 さて、休憩後、地蔵平から来た道と分かれて展望台へ。展望台も整備されたばかりできれい&広い駐車場に トイレがあり、駐車場から徒歩2分の展望台からの眺めも山頂以上に広がってる感じでした。展望台からは 40分ほど歩いて登山口へ。森林浴を楽しむ道ですね。全体で3時間弱、野手上山よりは歩きますが、 整備されたばかりでもあり、ハイキングを楽しみやすい道でした。下山後は浪江町を通って郡山に 戻ったのですが、未だバリケードで封鎖されている道路もあり、紅葉とともに、原発事故の痕跡を良く感じた 山歩きでもありました。

    2025.1.12記

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