| 山名 | 旭岳 |
| 地域 | 大雪山国立公園/北海道 |
| 標高 | 2290m |
| 登山日 | 2025年8月17日 |
| 天候 | 曇のち雨 |
| 備考 | ロープウェイで気軽に訪れることができる北海道の最高峰
日本100名山 |
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山行記へ 山の写真へ 山ある記Topへ ルート 第1日 ロープウェイ姿見駅〜旭岳石室〜金庫岩〜旭岳山頂〜金庫岩〜旭岳石室〜ロープウェイ姿見駅 備考 累積標高差:約700m コースタイム:第1日 4時間55分 第1日 前日の快晴から打って変わって雨予報の日、北海道旅行中恒例の5時起きで外に出ると予報通りの曇り空でしたが、 旭岳の山頂が見えている高曇り。昼前には雨の予報ですが、山頂が見えてるなら登る甲斐あるなと妻を起こして 朝食を食べ、旭岳青少年野営場横の無料駐車場から旭岳ロープウェイの山麓駅まで歩いて移動。少し遅くて始発の 6時の便には乗り損ねましたが、その次の6:15の便で姿見駅へ。10分ほどであっという間に1600mまで移動、早朝から 営業しているのがありがたいですね。天気が悪いせいもあってか、乗客は我々の他に登山装備の方が5人ほどでした。 そのうち2名は外国人の方、黒岳ロープウェイまで行くということで場所聞かれましたが、こちらも初大雪なので、 地図情報以外分からず。。この後我々より先にスタスタ登っていて早かったですね。 今にも雨が降りそうな空で気温も低く、姿見駅でレインコートを着込んでから6時半頃に出発。姿見駅から姿見池までは なだらかなハイキング道で、リンドウやアキノキリンソウといった秋の花が咲いてました。チングルマの果歩が沢山あり、 花が咲いている時期だと群落が壮観だろうなと思う一帯でした。姿見池に着くと池の奥の山肌から上がる噴煙が間近に。 何か所も噴煙が上がっていてすごいですね。姿見池からは砂礫や岩の道で、花も無くなり荒涼とした感じに。 傾斜は緩やかで比較的歩き易く、少し標高が上がると前日歩いた十勝岳まで続く大雪山系の山並みが見え、曇り空では あっても大展望を楽しみながら歩けました。姿見池から1時間半ほどで下からも見えていた金庫岩に到着。この辺りは 風が非常に強く、寒かったです。山頂直下の急坂を上がっているときに、同じロープウェイだった我々より年配のご夫婦が 下りてきて、山頂は風弱くてここが一番ひどいから頑張ってと励まされて山頂に着くとおっしゃる通り穏やか。 ちょっとした違いで全然変わりますね・・しかし、ご年配の方も早いですね。下山時には全く姿が見えなくなるまで 離されちゃいました。まあ、北海道でもだいたい見皆さんに抜かれていたのでいつも通りですが(笑)。 強風に耐えて辿り着いた旭岳の山頂、これまた遮るもののない360°の大展望が広がっていて、でかいというか 広いというか、東北やアルプスの景色とはまた違う雰囲気でした。街が見えず森が広がっているのと、山の高低差が 緩やかな印象で写真だと何となく間延びした感じに見えるのですが、肉眼だと壮観でした。風も穏やかなので 山頂で記念撮影し、おやつを食べてとしばらく滞在しましたが、じっとしているとやはり寒いのと、雨が心配なので 15分ほどの滞在で早々に下山開始。下りだすと再び猛烈な風に遭い、金庫岩を過ぎてしばらくするとだんだん風は 弱くなる一方で雨が降り始めてきました。姿見池に着くころには本格的に降り始め、妻を待つのが寒いので石室の中へ。 ベンチがあるだけのがらんとした室内でしたが、だいぶ体感気温が違い暖かい・・夏でもありがたいと感じる避難小屋、 貴重な存在なんでしょうね。使い方が悪い人がいるようで注意事項が貼ってありましたが、ちゃんと使わないとですね。 もともとは間宮岳や中岳温泉を回って歩くことも考えていたのですが、天気も熊も心配なので旭岳ピストンに短縮した ため、夫婦池くらい周ろうかとも思っていましたが、本降りの雨と寒くてもよおした尿意のためあっさり断念して姿見駅 から直接ロープウェイの山麓駅へ。姿見駅周辺は外国からの観光客の方が多かったですが、駅は日本人も含めてそれなりに 賑わっていました。11時の便で下り、山麓駅のレストランでラーメンを食べて冷えた体を温めて旭岳とともに北海道山行は 終了。天気がギリギリ持ってくれた感があって良かったです。結局、一番景色見れなかったのは雌阿寒岳でした。北海道の 百名山を4つ無事に歩けて満足、今回歩き易い方から歩いてしまったので、残ってる山を回るのはハードル高くなっちゃい ましたが、またいつか。ちなみに、同じ課や隣の課の人もこの夏休みに北海道を歩いていて、一人は羅臼とトムラウシを 加えた6つ、もう一人は更に幌尻と利尻を加えた8つ登ったとのこと。ちょっと歩きすぎというかバケモンというか& クマに遭わなくてほんと良かったですね。クマに襲われてしまった方のご冥福やご友人の回復を改めて祈りつつ、 郡山で互いの無事に安堵したのも正直なとこでした。。今回ばかりは会社の同僚に熊大丈夫だった?とよく声掛けられました。 2025.9.7記 |