| 山名 | 十勝岳 |
| 地域 | 大雪山国立公園/北海道 |
| 標高 | 2077m |
| 登山日 | 2025年8月16日 |
| 天候 | 快晴 |
| 備考 | 大展望と異世界間のある火山景観の山
日本100名山 |
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山行記へ 山の写真へ 山ある記Topへ ルート 第1日 望岳台〜吹上温泉分岐〜雲ノ平分岐〜十勝岳避難小屋〜昭和火口〜十勝岳山頂〜昭和火口〜十勝岳避難小屋〜 雲ノ平分岐〜吹上温泉分岐〜望岳台 備考 累積標高差:約1100m コースタイム:第1日 6時間55分 第1日 中休みの一日を経て前日登山口の望岳台へ。ちょうど日が暮れる時間で夕陽が沈んでいくところでした。夕陽を見に 来ている方や我々のように前泊しに来ている方で結構賑わっていました。夕陽を見た後、車内でスパーで買ってきた 総菜を食べて夕食タイム。キャンピングカー、広いしビールも飲めるしで快適ですねぇ。夕食後、ちょっとヤマレコ書いたり して就寝。寝る前に外に出ると星と夜景がきれいでした。写真できれいに撮れないのが腕のない残念なところ。。 朝は5時起床。雲一つない快晴で、十勝連峰の雄姿がきれいに見えていました。望岳台というだけあって、目の前の十勝岳、 美瑛岳はもちろん、旭岳まで見える展望スポット。富良野市街の上に雲海も見え、登らなくても絶景なんですが、 朝食を食べて6時頃出発。すでに駐車場の本来のスペースは満車で、空きスペースにどんどん車が止まっていく状態、 この天気ですからねぇ。白金野営場で泊まるか、望岳台で車中泊か若干悩んだのですが、朝が弱いので望岳台で車中泊しないと 駐車できませんでしたね。 標高1000m弱ながらすでに木がなく、山頂まで見渡せる大地を歩く。シラタマノキとエゾオヤマリンドウが避難小屋の上まで ずっと咲いていて荒涼感を薄めてくれてました。日差しを遮るものが何もないので暑いと思いきや、からっとしていて意外と 歩き易いさわやかさでもありました。帯広でも40度近い気温になっていた時には十勝岳も猛暑だったようですが、 盆休み時期はそこまで暑くなく助かりました。東北でこの標高だと晴れたら汗だくで水分補給しまくりですね。 時折後ろを振り返りながら1時間ちょっと歩くと避難小屋。目印になりますね。避難小屋を越えると斜度が急になり、 ジグザグに歩きながら昭和火口へ。火口だらけでどれが何か正直よく分からずでしたが、昭和火口の手前から草木が ほとんどなくなり異世界間が増します。月も火星も知らないけどそんな感じ(笑)?十勝岳のとんがり帽子的な山頂も だいぶ近くなりました。 昭和火口からはしばらくなだらかな道で、山頂の肩に上がる急登の手前まで30分ほど楽しいハイキング。そこから20分弱は 急登、黒部五郎のカールの淵を思い出しましたが、妻曰くそこまでじゃないかなぁ、とのことでした。荷物も軽いしね。 急登の後は歩くこと20分ほどで山頂へ。これまた素晴らしい展望台でした。が、寒い!何はともあれレインコートを羽織り、 風が当たりにくい岩陰へ移動。快晴の8月、2000m程度でここまで寒いとはと思いましたが、これだから低体温症で遭難される 方も出てしまうのが北海道の山なんだなと。山頂から降りてくる方とすれ違う時に皆レインコート着ていたのも納得でした。 山頂で早いお昼ご飯も食べて30分ほど滞在し、美瑛岳からトムラウシ、旭岳まで続く山並みを堪能してから下山開始。 来た道をテクテク戻り、13時前に駐車場に到着。避難小屋辺りからは暑く、足も疲れてきましたが無事下山。出発から 下山までずっといい景色を楽しめる山でした。 天気も良く、続々と登る方がいらしていたので、駐車場にも、駐車場の外にもまだたくさん車がありました。 望岳台の防災シェルターがまたきれいな施設で、トイレも24h使えるのでありがたいですね。 前日の中休みで妻の足も回復し、筋肉痛がほとんどなく歩けたとのこと、縦走と違い毎日温泉に入って休養できるもの 体には楽ですね。ということで、この日は下山後望岳台からほど近い白金温泉の「森の旅亭びえい」に寄って汗を流しました。 火山が多いので山の近くに温泉も多くていいですね。その後、天気を心配しながら旭岳青少年野営場へと向かいました。 2025.9.7記 |