栗駒山('97.10)



山名栗駒山
地域東北/岩手・宮城・秋田
標高1627m
登山日1997年10月19日
備考宮城側に駒形が浮かびあがる(5月頃)
古くからの信仰登山の山

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    ルート

    仙台〜車〜イワカガミ平〜東栗駒山〜東栗駒分岐〜栗駒山山頂(須川岳)〜(中央コース)〜 イワカガミ平〜車〜仙台

     備考  標高差:530m コースタイム:3時間

    山行記


     秋も終わりに近づいた頃、紅葉を求めて栗駒山へ宮城側から登る。時期が遅く、 山の中腹以降は枯れ木になっていたが、快晴のもと気分良く歩くことが出来た。

    第1日

     早朝6時頃、前日借りたレンタカーに乗り、友人ら4人と栗駒山の宮城側の登山口として 最もポピュラーなイワカガミ平を目指す。この頃はまだ自分を始めとして友人らも車を持ってなかったので、 よくレンタカーを借りて釣りに出掛けてた。24時間5500円と安かったし。1300ccのミラージュに男5人が乗り、 えらく窮屈だったこともあったなー。山に話を戻すと、この時は栗駒の美しい紅葉を見るべく 出発したのであるが、美しかったのは山ろくを車で通り過ぎたところまでで、登山口のイワカガミ平に着くと 周りは枯れ木ばかりになってしまっていた。それでも快晴のもと多くの登山者が訪れ、山頂を目指していた。

     イワカガミ平から東栗駒コースを歩いて山頂へ向かう。中央コースに比べると歩く人もかなり少なく、 静かな山歩き。しばらく歩くと新湯沢にぶつかり、歩いて渡る。あまり水が無く、濡れた岩を歩くって 感じだった。でも、山を歩く途中に出会う水場はなぜかいい感じ。そこからしばらく進むと東栗駒山山頂。 栗駒山(須川岳)が正面に見え、快晴の青い空も気持ち良かった。紅葉に間に合っていれば、 もっと綺麗だったに違いないが、枯れ木もそれなりに風情があり、 まさに枯れ木も山の賑わいといったところ。東栗駒山からは栗駒山山頂を見ながら、なだらかな道を 歩く。山頂直下がちょっと急な他は歩きやすい道だった。

     山頂は広く、多くの人で賑わっていた。ハイヒールのお姉さんがいたことに驚いた・・・ていうか、 そんな山だったっけか、栗駒って???独立峰だっけあって眺望はばっちり。 遠くにすでに雪を被った鳥海山が見え、2ヶ月前に登ったこともありちょっと感動。 それにしても鳥海からは全然栗駒分からんかった。鳥海は結構いろいろなとこから見え、 東北の富士山て感じ。かたちもいいし。中部の山から本物の富士山が見えるのと同じ感じかな。 その他、近くの焼石岳を始めとして、早池峰、月山、蔵王、朝日連峰等を見ること出来た・・・ はずであるが、正直、どれがどれか分からんかったような気が。 何度か山に登り、いろんな山のかたちを覚えるにつれて、 だんだんどれがどの山か分かるようになったけれど、この時はまだ良く分からんかったのよね。 ともかく雄大な景色を眺めながらお決まりのカップラーメンとおにぎりを食べ、しばしくつろいだ。

     帰りは中央コースを歩いてイワカガミ平へ。この道は非常によく整備されており、 もはや登山道というより遊歩道。まあ、名前も中央遊歩道らしいが。でもハイヒールは さすがに危険だと思うけど。道からはほとんどずっと栗駒山頂が見え、一時間ほどでイワカガミ平に着く。 近いけれど、あまり変化も無く、道も整備されすぎの感があるので、東栗駒コースを歩いた方が、 山歩きとしては楽しい。

     イワカガミ平からは車で仙台へと戻った。このイワカガミ平から麓の栗駒町へ抜ける道の途中の、 ダム付近のがめちゃくちゃ細い。が、イワカガミ平には観光バスもいるわけで、 どこか別の広い道があったのか?また、5月の連休頃にイワカガミ平を訪れると、 頂上近くで雪の壁が見れる。もう少し経つと麓からは栗駒山の名前の由来になったと言われる 駒形が山の左側に現れ、なるほどと納得できる。

    2002.12.9記

    他の栗駒山山ある記

    99年10月10日 栗駒山

    栗駒山関係リンク

    今日の栗駒山 ・・・金矢通信さんのHP。比較的新しい栗駒山の情報が見れます。
    栗駒町 ・・・宮城県栗駒町のHP。

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