八丈富士('98.03)



山名八丈富士
地域東京/八丈島
標高854m
登山日1998年3月28日
備考伊豆諸島の最高峰

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    ルート

    八丈富士ハイキングコース入口〜MTB〜八丈富士登山口〜八丈富士山頂〜お鉢巡り〜 八丈富士登山口〜MTB〜八丈富士ハイキングコース入口

     備考  標高差:約800m(麓から) コースタイム:?時間

    山行記


     春の始め、東京は竹芝桟橋から船で約10時間半、伊豆諸島は八丈島へ。伊豆諸島の中でも 最高峰の八丈富士へ登って来た。

    第1日

     船に乗りたい、島に行きたい、そう思って旅行に出掛けることにした。行き先を探し、 小笠原がいいと思ったが時間的にも金銭的にもハードルが高いことから断念。 そこで小笠原よりだいぶリーズナブルな、でも島気分がしっかり感じられそうな伊豆諸島は八丈島へ 行くことにした。南の島とはいえ、3月はまだ肌寒く、旅行中ずっと天気も今ひとつだったが、 島寿司の味は格別だった。八丈富士は富士山型のきれいな形をした火山で、見晴らしが良い日なら 青い海に浮かぶ御蔵島や三宅島、青ヶ島間などが見渡せる好展望の地。また、山頂部には 特別保護区に指定されている火口(大穴)があり、活動停止中の火口に植物が生茂っている様子を 見ることが出来る。

     とりたててすることも考えていなかった旅行中、島にそびえている八丈富士にでも登ろうかと 民宿を出発。パンフレットなどによると車で6合目まで行けるとのことだが、車が無いので MTBを借りて6合目まで登ることにした。島の山なので、山の標高850m分をほとんど 自力であがらねばならず、MTBをえっちらほっちらこいで進む。初めは林間の道を進み、 見晴らしが開けると八丈島の中心部や八丈富士の対面にある三原山が良く見えた。 鉢巻道路にぶつかった後、すぐ近くにある、ふれあい牧場に寄る。見知らぬおばさんに “MTBで登ってたでしょう、頑張ってるねー”と声を掛けられ、ちょっと満足。 牧場のちょっとした展望台に寄った後、6合目の登山口横にMTBを置いて徒歩で山頂へ。

     山頂までは1260段の階段を登る(ガイドブック見直すまで忘れてた・・・)。 山頂では素晴らしい展望が待っていた・・・と言いたいとこだが当日の天気は今ひとつで、 大して感動した覚えが無い。全然無い。せっかく登ってきたので、火口の周りを歩くことにする。 山頂付近には高い木は無く、岩場になっていたりするので、 晴れていればきっと海も島も綺麗に見渡せたんだろうなー。とほほ。だいたい、この旅行中 ずっと曇り空だったせいで、八丈島自体にあまりいい印象が無いのは否めない。 やはり天気は重要。僕の場合、見えた景色によってかなり印象が左右される為、 どこの山が良かったかなんてのも登った日の天気によるところが大きい。 そういえば蔵王や八幡平なんかもいまいちだったなー。

     それでも、火口は結構迫力があって良い。300年ほど活動休止中ということで、 火口はすっかり緑に覆われていた。噴火があったときには緑なんてなくなってただろうに。 一通りお針巡りをしてから下山。6合目の登山口に戻ってから鉢巻道路をMTBで一周する。 ところどころで牛が放牧されており、やる気なさげに寝そべっている牛も多数。 最後は登りで苦労した坂を一気に下って下山。

    2002.11.10記

    八丈島関係リンク

    八丈島観光協会 ・・・八丈島観光協会のHP。

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