車山('02.08)



山名 車山(霧ケ峰)
地域 長野
標高 1925m
登山日 2002年8月16日
備考 ハングライダー発祥の地
日本100名山

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    ルート

    夢の平キャンプ場(蓼科山麓)〜車〜車山高原スキー場〜車山山頂〜霧ケ峰ロイヤルイン前〜ヒュッテジャベル〜車山乗越〜車山高原スキー場〜車〜下諏訪温泉〜車〜諏訪IC〜車〜小牧IC

     備考  標高差:385m  コースタイム:2.5時間

    山行記


     前日から蓼科山麓の夢の平キャンプ上で泊。当日、朝から蓼科山に登る予定があいにくの曇天で山頂も雲の中。そこで周りを見渡すと車山が姿を現しており、霧ケ峰高原のトレッキングへと変更し、のんびり散策を行った。

    第1日

     盆休み、せっかくの連休だからと蓼科山へのキャンプ&山登りを計画。前日は蓼科牧場付近の夢の平キャンプ場でキャンプ。夢の平キャンプ上は炊事場と仮設トイレがあるだけの林の中の小さなキャンプ場。 1人300円と料金は安い。天気が今ひとつだったのは気になったけれど、バーベーキューと地ビールでのんびり夜は更け、翌日の山登りに備えて早前に就寝。

     朝、7時頃から朝食とお昼用のおにぎりの準備。しかし、危惧した通りの曇り空。朝食を食べ、テントを片付けて蓼科牧場へ行き、蓼科山山頂を仰ぎ見るも山頂は雲の中。登っても何も見えないなーと思って周りを見渡すと、なぜか車山の上には雲が無く輝いて見えた。スキーで車山に行った際の白銀に輝く360°の展望が頭の中によみがえり、予定を変更して車山を含む霧ケ峰高原にハイキングへ行くことに。周りは曇っていたとしても、せめて明るい日の下を歩いた方が楽しいですからね。

     ビーナスラインを通って車山高原スキー場へ。駐車場へ車を止め、さて歩くかと車を降りたその時、なんと大粒の雨が。慌てて車に戻って雨宿り。なんともついてない・・・。それでも空は結構明るく、一時的な雨だったようで、しばらくしてからやっとハイキング開始。スキー場横の登山口からとりあえず車山山頂を目指す。急に予定を変えたため地図も無く、行き当たりばったり出歩くことに。でもここは、日本100名山にも選ばれている(後から知ったけど)観光地化された霧ケ峰高原、しっかりコースタイムまでついた看板があり、ちゃんと歩くことが出来た。

     車山高原スキー場から車山山頂まではリフトで簡単に行けるが、スキー場の横にハイキングコースも整備されており、そこを歩く。山頂直前の登りがやや急な他はなだらかな道で、歩道の横には多くのスカビオサが(妻いわく)きれいに咲いていた。一時間もかからずに山頂へ。周りの山には雲がかかっていたため、雄大な風景は拝めなかったものの、眼下には一面に緑の霧ケ峰高原が一望出来た。以前、スキーで来たときには快晴で、霧ケ峰に美ヶ原、八ヶ岳に北・南・中央アルプスと白銀の大パノラマが広がる好展望地だった。山頂でカップラーメンとおにぎりを食べた後、霧ケ峰ロイヤルイン方向へ下山。ところで、おにぎりが美味くなかった。飯盒炊飯に失敗した・・・。

     下山ルートにもスカビオサをはじめとした花々が見られる。ロイヤルインからヒュッテジャベル付近をまわって車山乗越へ。車山湿原を歩く道は木の歩道が敷かれたのどかな道。時期的には 8月半ばと花のシーズンも終わりかけだったけれど、まだ多くの花々が咲いていた。どんな花なのか分からないのはいつもの通り・・・。車山乗越まで出ると蓼科山が見えた。このときには山頂に雲がかかっておらず、諏訪富士と謳われる山容を拝むことが出来た。車山乗越からは再びスキー場横を歩いてスキー場まで戻る。霧ケ峰一帯はなだらか丘陵地でよく整備もされているため歩きやすい。観光地化(ビーナスラインやリフトなど)が進んでいるので便利な反面、俗っぽい感じはするけれど。湿地と草原が広がっているので、6〜8月の花の最盛期にはきっともっときれいに花々が咲き誇っていることだろうと思われる。

     スキー場から再びビーナスラインに乗り、霧ケ峰高原を走り抜けて諏訪湖方面へ。八島ヶ原高層湿原付近は観光の車で混雑していた。途中下諏訪温泉に寄る。遊泉ハウス児湯に寄ったが、入浴料が200円とリーズナブルなのが良い。下諏訪温泉は他の浴場もそれぐらいらしいけど。で、温泉を出て家路に着くと、まさに土砂降り。空には雷が怪しく光り、フロントガラスにはワイパーが意味をなさないような雨が。今回の小旅行を締めくくる夕立だった。

    2002.10.26記

    車山関係リンク

    車山高原SKYPARK ・・・車山高原のHP。山頂へのリフトや周辺の観光案内も。

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