巻機山('17.07)



山名巻機山
地域吾妻連峰/新潟・群馬
標高1975m
登山日2017年7月16日
天候曇時々雨
備考山頂付近に池塘やお花畑が広がる
日本100名山

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    ルート

    第1日 桜坂駐車場〜ニセ巻機山〜巻機山避難小屋〜御機屋〜巻機山〜御機屋〜巻機山避難小屋〜ニセ巻機山 〜桜坂駐車場

     備考  累積標高差:約1300m  コースタイム:7時間45分

    山行記


    第0日

     天気予報が悪くて、昨年断念した大朝日岳、今年はどうかなと思っていましたが、今年も天気が悪そう。 避難小屋装備で登るのに二の足を踏み今年も断念。関東方面のほうが天気が良さそうなので巻機山に向かいました。 去年は皇海山に向かったものの手強い林道にやられて登山口にたどり着けず。。今年も天気は比較的良さそう でしたが、今年は向かわずでした。午前中仕事を片付け、14時頃出発。磐越道、北陸道を経て関越道へ。 六日町ICの近くにあったすき家で夕食。すき家、メニューがずいぶん増えましたね〜。リョンがいつもの 鳥そぼろ丼をやめて、ビビンバ丼にしたんですが、それで翌日苦しむことに。。夕食の後、食料を調達して 登山口の駐車場へ。ふもとの清水集落から先は真っ暗で、駐車場には数台止まっていました。ユンがクマが出そう、 なんていうのを聞き流しながら21時過ぎに就寝・・・暑くてなかなか寝付けずでした。夏は窓を開けられない 車内は厳しいんですよね。ルーフテント組の嫁さんとユンは途中から寒いくらいだったらしいですが。

    第1日

     翌朝、4時半に起床。午後から雨の予報なので早めに下山するべく荷造りをして家族を起こすもなかなか起きず。 結局朝ご飯を食べて出発したのは5時50分頃、なかなか早立ちできない一家です。。曇り空ながら駐車場から 山は見えていて、展望があるといいなと思いながら出発。しばらくは林の中を進みますが、リョンが不調。 お腹の調子が悪くて気持ち悪いとか、下痢だとか。ビビンバ丼に豆板醤を入れすぎたせいかなと(笑)。辛くて 最後ギブアップしてたからねえ。そのため嫁さんとユンが先行し、グダグダ気味のリョンと追いかける感じで 6合目ぐらいまでのんびりペースで何とか到着。ようやくリョンが回復してきて嫁さんとユンに先行、7合目に 着くと視界が開け、上信越の山並みが広がっていました。なかなかいいですね〜。7合目でボーイスカウト的な 集団に会いましたが、我々よりだいぶ速いペースで子供たちが登っていました。さすが。7合目からは展望や 花を楽しみながら歩ける道ですが、雨がパラパラ降ってきたのでカッパを装着。何だかんだでなかなか進みません。 最初のピークニセ巻機山に10時ごろ到着。ニセ巻機山から避難小屋にかけては、ニッコウキスゲやワタスゲを はじめとした花々が咲き、登山道で一番の癒しポイントでした。

     避難小屋で小休止。きれいな避難小屋でした。トイレは避難小屋内と避難小屋の裏の二ヵ所にあり、 利用した子供たちによると中はきれいで自転車でかき混ぜるバイオトイレ、裏のほうは臭い漂うポットン式かと。 避難小屋からも気持ちのより稜線の木道を歩いて御機屋へ。だんだんガスがかかってきてしまい、 御機屋に着いた頃には周囲の山はガスの中。。残念。なぜか御機屋に巻機山山頂の標識があるんですが、 山頂はもう少し先のため、ユンと二人でもうひと歩き。疲れた嫁さんと、楽しみにしていた満足バーが 家の冷蔵庫に入ったままだったことに落胆したリョンは御機屋で待機でした。。往復15分ほど、標識がなく、 山頂感が全くない巻機山山頂で記念写真を撮って戻り、お昼ご飯タイム。パンを食べていると何やらガヤガヤ。 ?何かいる”という声がして、鹿でもいるのかと思ったらクマでした。。皆、怖いと言いながらも写真を撮ったり していたのですが、クマは逃げる気配もなくこちらの様子を伺っている感じで、少しづつ近づいている感じも。 ちょうど人がいっぱいいて、すぐに襲われることもないだろうと思うものの、近づいてこられるとやはり怖い。 先に下山してここから離れてしまおうと、パンを食べている途中だった嫁さんを急かして下山開始。 クマが見えるところでパンを食べているのもなかなかの度胸ですねえ。安全第一のユンが一番下りたがってたかな。

     数人の人が我々の後に続いて下山。少し振り返るもクマの姿は見えず、避難小屋に到着したところで一息ついて 休憩。山でシカやサルはよく見かけますが、クマは初めてでした。最近は人を恐れないクマも増えているようなので、 やはり怖いですね。人が多かったのでまだ良かったですが、自分たちしかいないような時に会うと身動きできなく なっちゃうのではと思いました。しばらく休憩し、嫁さんの食事も終えて下山します。ニセ巻機山まで少し登って あとはひたすら下り道。3時間ほど掛かって駐車場に到着でした。ガスで景色は楽しめませんでしたが、雨が ぱらぱらと断続的に降るくらいで本格的に降らずもってくれたので良しとしましょう。ここのところ下山時に 膝が痛くなるんですが、この日も痛くなりながらもあまりひどくならず何とか下山。親指の爪も良く痛くなるんで すが、この日は気を付けて歩いたおかげか親指は無事。靴のつま先が少し狭いかな。。下山してから駐車場の 料金500円を払いましたが、料金所で山バッチも売っていたので2個購入。リョンと体調不良やら、トイレ休憩やら、 カッパの脱着やらでのんびりペースでしたが無事に下山。クマに遭遇するというイベントもありましたが、 気持ちの良い稜線歩きと高山植物や雪渓が楽しめる良い山でした。7月にしては意外と虫がいなかったのは 天気が今一つだったからでしょうか?下山後、六日町の銭湯湯らりあで汗を流して郡山へ。20時頃に 郡山に着き、15回目の結婚記念日祝い(?)に焼き肉屋(文吾商店)に向かったのでありました。大朝日岳を 歩くのはいつになるかな〜。

    2017.7.29記

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