栗駒山('99.10)



山名栗駒山
地域東北/岩手・宮城・秋田
標高1627m
登山日1999年10月10日
備考宮城側に駒形が浮かびあがる(5月頃)
古くからの信仰登山の山

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    ルート

    第1日 仙台〜車〜真湯温泉キャンプ場
    第2日 真湯野営場〜車〜須川温泉〜名残ヶ原〜昭和湖〜須川分岐〜栗駒山山頂 〜笹森コース分岐(自然観察路)〜須川温泉〜車〜真湯温泉〜車〜仙台

     備考  標高差:510m コースタイム:3時間

    山行記


     2年ぶりの栗駒山。2年まえは時期が遅く紅葉が終わっていたが、今回はどんぴしゃのタイミング& 快晴に恵まれ、素晴らしい紅葉の中を歩くことが出来た。色付いた栗駒山、最高です。

    第1日

     体育の日を挟んだ三連休、紅葉の栗駒山でキャンプ&テニス&山歩き。 1日目は仙台から栗駒山の麓、岩手県一関市の真湯温泉野営場へ。 真湯野営場はすぐ側に温泉とテニスコートが安い真湯山荘や広場があり、快適。 また、キャンプ場もブナ林の中の自然なキャンプ場で居心地が良く、トイレも水洗で綺麗 かつ利用料が無料と非常に良い所だった。ここはお勧めです。

     当時は彼女だった現奥さんと初めて行ったキャンプでもあった。 とりあえず最初だということで、晩御飯は定番のカレーだったような。 何事も最初が肝心というか、初めから失敗してキャンプ嫌いになられると困るので、 気を使った覚えも・・・。ひとまず作戦は成功したのか、それ以来毎年キャンプに 行くようにはなった。

    第2日

     さて、2日目が本題の栗駒山歩き。朝から飯盒でご飯を炊き、昼食用のおにぎりを作って 登山口となる須川温泉へ出発。前日から麓に来ているとアプローチが短くていい。 歩き始める前に疲れるってことがないもんね。それなりに早い時間だったが、 三連休の中日ということもあってかすでに多くの車が訪れており、道路脇に車が並んでいた。 その列に合わせて車を停め、須川温泉裏の登山口から山頂へ向けて登山開始。

     登り始めてすぐ、栗駒山を見渡せるところに出ると、一面黄色や赤に色付いた 木々が広がっており、歓声が上がるような景色だった。快晴の空とのコントラストも素晴らしく、 2年前の紅葉が終わった山に登った無念も一瞬で晴れた。名残ヶ原を経て昭和湖へと歩く。 登山道は多くの人々が歩いていて、人の列が続いていた。昭和湖で一休憩して、須川分岐へ。 須川分岐まで登ると周りの展望も開け、須川温泉や、周りの山々が見渡せた。 遠く、雲海の上に鳥海山も見ることが出来た。いつ見ても鳥海山はかっこよい。

     須川分岐川展望の良い尾根道を歩いて山頂へ。広い山頂では2年前と同じく多くの人が 昼食をひろげて寛いでいた。僕らも朝作ってきたおにぎりと定番のカップラーメンの昼食を 頂いた。いつものことながら、歩いて運動した後の雄大な景色を眺めながら食べる昼食は最高。 山頂でしばし寛いでから、自然観察路を歩いて下山。しばらく下っていくと再び紅葉した木々の中へ。 黄色の葉っぱでも紅葉というのはこれいかに。名残ヶ原からゆげ山を周って須川温泉へ戻る。 こちら側は人通りが少なく、なんとなく寂しい秋の風情を醸し出していた。

     須川温泉に戻り、道路に目をやるとそこには大渋滞が。駐車場も少ない峠の先へ 車が押し寄せると必然的に大渋滞にはなるが、それにしても、何時間ものろのろと 動く車の中にいたんでは、紅葉の山へ森林浴に来たのか、ストレスと排気ガス にやられに来たのかわからんよね。早めの空いている時間に訪れることをお勧めします。

     渋滞の横を歩いて車を停めたところまで歩いていると彼女に声を掛ける人が。 会社の元同僚がたまたま来ていて声を掛けたよう。僕も須川分岐あたりで偶然 サークルの友人に会っており、栗駒の人気の高さを実感。仙台から訪れるには ちょうど良いところなのか。

     帰りに真湯温泉で再び温泉に浸かって休み、仙台へと戻る。宮城県のイワカガミ平側から 歩いた2年前と違い、岩手・秋田の県境、須川温泉側から歩いたけれど、個人的には 須川温泉側から歩いた方が良かった。須川側の方が緑が深く、湿原や池もあるので表情も豊か。 イワカガミ平側の場合、特に中央コースなんかは整備されすぎた道で山歩きを楽しむって 風情もないので、仙台からだと登山口までのアプローチが長くなる欠点はあっても、 須川側から歩いた方が満足できると思われる。コースタイムも長くないので気軽に歩けて 楽しい山。

    2003.4.5記

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    97年10月19日 栗駒山

    栗駒山関係リンク

    真湯山荘・・・一関市のHP内になる真湯山荘&温泉のページ。

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