開聞岳('16.05)



山名開聞岳
地域鹿児島
標高924m
登山日2016年5月3日
天候曇のち雨
備考薩摩半島の先端にそびえるきれいな円錐形の山
日本100名山

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    ルート

    第1日 かいもん山麓ふれあい公園〜二合目登山口〜開聞岳山頂〜二合目登山口〜かいもん山麓ふれあい公園


     備考  標高差:800m  コースタイム:5時間

    山行記

     GWに九州に山歩きを計画し、年末年始から準備開始。行動ルートも各種予約も終えて待っていた4月、 熊本を中心とした震災が発生してしまいました。“どうする?”と嫁さんと相談。“屋久島はどう?” と嫁さん。“結構歩くの大変だと思うけど。”“うーん、でも阿蘇は無理だよね。”“予約できるかな?” “調べてみる。”・・・結局予定を変更しつつも九州に向かったのでありました。

    第1日

     九州に一度行ってみたいと言っていた嫁さん。ユンも今年で6年生と小学校最後の年。気合を入れて九州まで 行ってみますかと、九州の100名山めぐりを計画。宮之浦岳は時間的にも山的にも大変なので開聞岳から韓国岳、 阿蘇山、祖母山、九重山と移動しながら歩くことを計画していました。しかし、4/14の前震後、4/16に起きた本震で 南阿蘇はかなりひどい状態の様子で、山歩きどころではない雰囲気。さすがに今行くのもと計画を変更して、 開聞岳、韓国岳を歩いた後に屋久島に渡ることにしました。急遽探した屋久島の宿とレンタカーも何とか予約可能で 一安心。特にレンタカーはちょうどキャンセルが出たところという話でラッキーでした。お店によっては2ヶ月前から いっぱいと断られ、GWの人気がうかがえます。うちとは逆に震災でキャンセルされた方もいたんでしょうね。 飛行機が鹿児島イン、大分アウトの予定だったので、帰るためだけに大分まで行くのも難点でしたが、ANAが震災 対応で無料での便変更をしてくれていたので、宮崎便に変更出来、鹿児島からではないものの移動も楽になりました。

     さて、何はともあれ予定が決まれば行くだけです。初日は子供達の学校を給食後に早退させて羽田経由で鹿児島を 目指します。バス、新幹線、モノレールと乗り継いで16時過ぎに羽田空港に到着。搭乗手続きをしても暇なので 飛行機を見物した後、レストランで腹ごしらえして待ちます。福島空港とは比べるまでもない賑わいでした。 18:55の鹿児島行最終便に乗ってひとっ飛び〜定刻通り鹿児島空港到着。空港近くでレンタカーを借り、鹿児島 市内へ。暗くて鹿児島らしさもあまり感じられませんでしたが、むわっとした暖かさが鹿児島らしさでしょうか? とにもかくにも22時過ぎにチェックインし、翌日に備えてすぐに就寝。

    第2日

     午前中に雨が降り出し、午後は大荒れの予報なので予定より1時間早く4時に起床して準備し、4時半にホテルを 出発。夜明け前から開聞岳の登山口を目指して走ります。夜が明けてきて、南国っぽい街路樹を見ながら走り、 6時前にかいもん山麓ふれあい公園に到着。目を覚ました子供達が朝ご飯を食べるのを待って6時20分頃に山頂を 目指して出発しました。キャンプ場を横切って二合目の登山口から登山道へ。散策道のように整備された道を ゆっくり進み、五合目まで登ると視界が開けて長崎鼻や海が見えました。久し振りの山歩き&土臭い空気に テンションの低かった子供たちもにわかに元気回復。良い景色、偉大です(笑)。結局この日の最初で最後の展望 でしたが。。。

     五合目から先は徐々にゴロゴロとした岩が出てきて、登山道らしい道になってきました。8時半頃から小雨が 降り出したので雨具を装着。雨で岩が滑りやすくなるので注意と思っていたら、ユンが足を滑らせてこけ、足の 付け根あたりを打ってしまいました。強めに打ってしまったようで後で見ると黒くなってました。しばらく 休んで痛みが落ち着いてから再び山頂へ向けて出発。山頂までの間に岩に当たった救助ポイントというのが 4ヶ所ほど出てきましたが、お世話になりたくないですね。。。9時40分、山頂に到着。コースタイムから30分 遅れくらいでしょうか。晴れていれば山頂からの大パノラマが広がっているようですが、残念ながら真っ白でした。 あまり広くない山頂、数人の方がいらっしゃいましたが、“何も見えませんね〜”と互いにぼやいて早々に下山する 方がほとんどでした。我々も午後からの荒れ模様が怖いので早々に下山開始。二合目の登山口には12時頃到着 しましたが、12時前から大雨になり、かいもん山麓ふれあい公園の売店にたどり着いた時にはびしょ濡れでした。 あと30分早ければましだったでしょうか。。。

     管理棟で山バッチと子供たち希望のアイスを購入。雨に濡れて肌寒いので指宿温泉に入りたいなとも思ったん ですが、“昼ごはん”という嫁さんの鶴の一声により温泉は却下。ではどこで食べる?ということで探すも どこがいいのか良く分からず、結局鹿児島市内の回転寿司屋、“めっけもん”へ。お店に着いてもしばらく順番 待ちで食べ始めたのは15時過ぎと遅い昼食でした。でも待った甲斐が有り、地グロやカンパチ、きびなごなど 日頃見かけないネタが旨いこと。お腹を空かせていた子供達も大満足でした。腹ごしらえした後は市内の イオンで買い出ししてから、明日に備えてえびの高原へ移動。雨に打たれた開聞岳でしたが、何とか山頂には たどり着いたので良しとしましょう。朝から大雨に打たれていたらたどり着けなかったかも。。

    2016.5.8記

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