くじゅう山('18.05)



山名九重山
地域くじゅう連山/大分
標高1791m
登山日2018年5月5日
天候
備考火山群や湿原が広がる山々。ミヤマキリシマも有名。
日本100名山/花の100名山

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    ルート

    第1日 長者原〜雨ヶ池〜法華院温泉
    第2日 法華院温泉〜すが守越分岐〜北千里浜〜久住分れ〜久住山〜池の避難小屋〜中岳(九重山)〜 久住分れ〜北千里浜〜すが守越〜砕石道路〜長者原


     備考  累積標高差:約1080m  コースタイム:1日目:2時間、2日目:7時間

    山行記


    第3日

     祖母山から移動して長者原に到着。好天でまだ賑わう駐車場からは三俣山を正面に、くじゅう連山がそびえて いました。九州での屈指のドライブルートである山並みハイウェイだけありますが、到着時で既に15時、 のんびりしている余裕はないので坊がつるに向けてさっそく出発です。ビジターセンター横の平治号にあいさつ してからタデ原湿原へ。テンション上がる景色と言いたいところですが、本日2回目のスタートでなんとなく うつむき加減のメンバーでした。雨ヶ池越ルートで坊がつるへ。散策から戻ってくる方達とすれ違いながら、 緩やかな登りを進みます。16時半頃に雨ヶ池に到着・・とても気持ちの良いところでした。嫁さんを待つが、 なかなか来ない。20分ほど経ってようやく現れた嫁さん、シャリバテだったようです。パンを渡して、 先を行く子供達を追いかけます。少し先でおとなしく待機していた子供達と合流し、小走り気味に坊がつる 湿原に到着。多数のテントが張られていました。我々は法華院温泉を目指して車道をもうひと歩き、 山の中の秘湯に15時半頃、無事到着でした。

     入口で受付、夕食は19時半からということで、部屋に荷物を置いてまずは温泉へ行こうかと準備している ところで嫁さん合流。パンを食べてからはペースアップしたとのこと、雨ヶ池で待っていた甲斐がありました (笑)。憧れの九州の秘湯はとてもきれいな脱衣所でびっくり。少しぬるめでしたが、朝から歩いて疲れた体を 癒すお湯でした。脱衣所の前に誘惑のビールの自動販売機がありました・・ここは我慢し、お待ちかねの夕食と ともに生ビールを頂きました。豚しゃぶとおでんのダブルメインと共に飲むビールは最高でございました。 山小屋らしからぬ宿に嫁さんや子供達も大満足でした。夕食の後、山小屋恒例のUNO大会でひとしきり盛り 上がってから就寝。

    第4日

     翌朝、5時過ぎに起床。モルゲンロートを眺めつつしばし朝の時間をのんびりと。朝食は6時半からでしたが、 6時半に行くと席がなく先客の方が食べ終えてからとなり、食べ始めたのは7時頃でした。夕食は時間が分けられて いましたが、朝は早いもの順の感じで、出発を急ぐ場合は6時半より前に食堂に行った方が良さそうです。 朝食もご飯をおかわりして腹ごしらえし、お茶をもらって水筒に入れ、出発の準備が整ったのはすっかり陽が 登った8時前でした。この日は久住山と中岳を回って下山するだけなので、前日までと違いのんびりしてましたね。

     さて、3日続けての青空に恵まれ山頂を目指して出発です。法華院温泉裏の坂をしばらく登ると平らになり、 荒涼とした山々が眼前に。これまでの緑の山とは一変した光景が現れました。北千里浜までしばらく平坦な道。 久住分れ手前の坂をユンと登ります・・あとの二人は遅れ気味ながらえっちらほっちら。久住分れに出ると 阿蘇山が見えるとともに、牧ノ戸峠から歩てくる方達も合流して賑わっていました。ようやくどれか分かった 久住山も人が沢山。もうひと歩きと4人で山頂を目指したつもりが1人足りない・・嫁さん、中岳に直接行くから 久住山はパスだそうで。。。まあ、しょうがないので子供達とくじゅう連山の主峰久住山へ。360°の素晴らしい 大展望、風も穏やかで3日連続の大展望を満喫でした。少しおやつを食べて休憩してからくじゅう連山最高峰の 中岳を目指します。中岳は九重山とも言うよう・・くじゅうだの久住だの九重だの、ややこしい山です。 久住山から切ない思い(苦笑)で一旦下り、池の小屋を経て中岳へ。中岳の山頂手前で振り返ると何やら 見慣れた姿の人が歩いてくる。嫁さん、天狗ヶ城を中でと勘違いしていて、違う方向に歩く我々の姿を見て 慌てて移動してきたとのこと。結局山頂で我々の到着を待つという、普段ないことができると思った嫁さんの 野望は潰えたのでありました(笑)。

     中岳の山頂で坊がつるを眺めながら昼食を食べながらしばらく休憩。九州山行最後の山頂を満喫しました。 11時20分頃下山開始。久住分れから諏蛾守越を経て長者原へ。3日間の疲れが出てきて足取りが重くなってきた 我が家、諏蛾守越から見えた長者原の遠さに絶望感がよぎりましたが、心が折れかけたリョン、足が痛いと ペースダウンした嫁さんも何とかゴール、約丸一日経った14時過ぎに長者原の駐車場に無事戻りました。 くじゅう山、温泉あり、湿原あり、火山の荒々しい姿有り、大展望有と見どころ沢山、九州本土の100名山歩きで 一番いいところと思いました。霧島連山も阿蘇もTHE・火山という感じでなかなかの迫力でしたが、くじゅうは いろんな山の魅力が詰まってる感じでした。坊がつるでのキャンプや冬の法華院温泉にも訪れたくなりますね。

     下山後、レンタカーで湯平温泉へ移動。長者原からはそれほど離れておらず、15時頃には到着。 石畳の鄙びた温泉街の中にある都屋さんが本日のお宿。全国に名高い由布院も考えたのですが、GW料金で なかなかにお高いのでこちらになりました。昔は2部屋分だったのかなという広いお部屋に荷物を置き、 すぐ近くの公衆浴場、銀の湯へ。熱めのお湯にしっかり浸かって3日間歩いた体を癒すひと時。前日も温泉で 癒したつもりでしたが、日頃の運動不足がたたって3日目は結構足にダメージが来ておりました。。。 昔ながらの公衆浴場感満載の銀の湯を出た後、夕食まで時間があるのでリョンと温泉街を散歩・・嫁さんと ユンは疲労のため宿で待機とのこと。温泉街をぐるっと回りましたが、お店はあまりなく静か。おやつを探して 歩いたんですが、結局小さな土産物屋でアイスを食べて散策終了。宿に戻り、連日のUNO大会で盛り上がった ところでお待ちかねの夕食がスタート。前菜から揚げ物、豊後牛の炭火焼きまでどれも美味しく満足でした。 夕食後、ちょうど放送していたグレートトラバース三百名山の九州編を見ながら再びUNO大会。疲れが出て、 21時過ぎには就寝でした。

    第5日

     翌朝、宿の朝食を食べて由布院観光へ。由布院と言えばここかなということで金鱗湖へ。これまでの三日間と 違い、どんよりした空からぽつぽつ雨が落ちてくる中、金鱗湖の周辺を散策し、お土産物屋をまわります。 すれ違う人はほぼ外国から来た方、お土産物屋の方いわく、お土産も外国から来た方に売れる、北海道や京都など 由布院や大分に関係の無いものが多く売られているとか。近年の外国からの観光ブームの一端を感じましたが、 変化に過順応しているような気も・・余計なお世話ですかね。。郡山に持って帰るお土産を買いこみ、短い 由布院観光は終了し大分空港へ移動します。移動中、雨が本降りになり3日間の晴天が改めて幸運だったなと 感じました。大分空港で最後にご当地グルメのとり天定食を食べ飛行機へ。行きの羽田空港に続き、帰りも 雨の大分空港を離陸し羽田へ。東京の方が暑いねと話しながら新幹線の中でもUNO大会をやりつつ郡山へ。 最後に自宅に戻って焼肉パーティーでGWを締めくくりました。出だしの失敗続きや強風でハラハラしましたが、 祖母山以降は天気にも恵まれ、絶景と温泉を満喫した九州山行でした。九州の100名山は歩いたので、次に 訪れるのはいつになることやら。

    2018.6.10記

    山ある記前後のキャンプ

    GW中の他の山ある記
    2018年5月3日 阿蘇山
    2018年5月4日 祖母山

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